○下地
委員 大臣、どうでしょうかね。
私が申し上げているのは、
停止をする根拠というものは、
不服申し立てをしている人が、この前もこの場所で論議しましたけれども、
岩礁破壊があったかなかったかということを言っていて、
沖縄県の副参事がこれに関しては
許可認可は要りませんよと言って物事を進めたんだというようなことがもうある意味明確になってきましたよね。これは
沖縄県の行政そのものにも僕は問題があると思うんですよ。そういうふうなことの中でお互いが出して、意見が違うのは当たり前なんですけれども、この
停止をする根拠が、まるでこれは外交文書を取り入れたような、
防衛省寄りの、外務省寄りの提示文書というのはどうですかと。
岩礁破壊のものについてはこれから審査して決めます、それはそれで決まっているんですよ、そういうやり方で。
停止そのものの根拠が、これでは少し
沖縄県民にとっても納得できるようなものじゃありませんよと。これだったら審査しなくていいんですよね。これはもう
防衛省が書いたようなものですよ。そこを私は
指摘していて、なぜこんなものになるんですかというようなことを申し上げているんです。
大臣、これは、私がこれを質問するのは、
辺野古の埋め立てを
大臣は粛々と進めたいという中においては、論争があったものもきれいに
説明していく能力の中から粛々という言葉が出てくるんです。だけれども、これは、見てみんなびっくりしているんですよ。こんなものではないはずだというような思いがあるんですよ。それが、私は、
大臣が粛々と進めたいと言うものの、ある意味障害になっていないか。
停止する根拠も、ああ、やはりこういう水産省が出す
停止する根拠はそのとおりだなと思われるような文章であるべきだと思うんですよ。これは外交文書じゃないですか、
防衛省寄りですよ、これ。
審議なんて、
水産庁がこんなことできるわけない。「日米両国間の信頼関係への悪影響による外交・
防衛上の損害等といった回復困難で重大な障害が生じ、」と。「回復困難で重大な損害が生じ、」と。うちと、日米同盟の関係というのはそんな
程度のものじゃないはずですよ。それを
水産庁が判断してきて、これが根拠ですというのはいかがですかと言っているんですけれども。
これは、どっちがいいかじゃなくて、
大臣、これは丁寧にやっていくという
大臣の姿勢に僕は共感しているので、ぜひ、こういうふうなあり方ではなくて、法廷闘争までいったら、これは本当によくないですよ。七五%も基地を背負う
沖縄に、国が法廷闘争をやって新基地をつくるんだというようなことをやるのではなくて、
説明しながら
説明しながら物事を積み上げていくというやり方をしていかなければならないはずなのに、今回の
水産庁の考え、副
大臣の
答弁を見たら、これは全くもう根拠になっていません。