○儀間光男君 ありがとうございます。
なぜそんなことを言うかというと、後で
担保金の話やらいろいろ出ておりますが、あれだけでは無理なんですね、私に言わせると。
中国と尖閣の問題で何十年とやってきて、あれは無理だということを知っていますよ。だから、むしろ流通を止める、捕った
サンゴ、あるいは
探査に、
探索に使われるであろう機材、そういうものは押収できるようになっていますから、その
サンゴなら
サンゴを、
担保金取るのも大事ですけれ
ども、流通させない、つまり取り上げてしまう、没収してしまうというようなことまでやっていかないというと、ずうっと続いていきますよ、枯渇するまで。
なぜかというと、沖縄の宝山曽根、これ昭和三十年代で
日本の
サンゴ漁が活発になったときに十年ぐらいで枯渇したんですよ。それを反省に、
日本政府も、当時はアメリカですから、協議の下で四十年
取締りをして、禁止をして、四十年たってようやく使えるように、生
サンゴになったんです。それを今、
中国がやっているでしょう。日中漁業協定で、あの曽根には、あれ海没していますから、
EEZなんですよ、あの曽根には自由に出入りできるんです。それで十年も掛けて捕り尽くすんですよ。
そういう現状を見ながら、
日本には沖縄のあの
海域以外に、尖閣の
海域以外に、長崎もあるし、鹿児島もあるし、あるいは四国沖もある、東京もある。五都県にまたがる生息があるわけですね、確認されるわけです。だから、僕は、次は恐らく小笠原
海域、奄美
海域だと思って
水産庁に注意しておいたんですよ、気を付けなさいよと。あの奄美が危ないと言ったんですが、鹿児島、九州のすぐ隣でやっている。奄美行くのは訳ないんですよ。
だから、それぐらい緊張感を持って、さっき言ったように装備が少ないなら
予算も要求して、海保も、農林
大臣、
予算も要求して、縦長にある我が列島の周辺、なかんずく国境周辺の離島辺りはきちっとやっておかぬと、この
サンゴどころじゃない、去年から言い続けたマグロ、カツオも含めて海洋資源が枯渇に追い込まれるんですよ。捕り尽くして枯渇しても何とも思わない相手ですから。その辺、ひとつしっかりとやっていただきたいと思っております。
それから、今申し上げたように、沖縄の
宝石サンゴの
状況を申し上げましたけれど、本当にたった十年で全部枯渇しておるんですが、
水産庁、その後、あの
海域の海洋生物の生態系をちょっと掌握していますか。
調査したかどうか、してなければ今後あるのかどうか、お聞かせください。