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国務大臣(
西川公也君) 今御
指摘がありましたように、この
米価の
下落、一番の要因は需要と供給のバランスが崩れておると、こういうことに尽きるんだろうと思うんです。そこで、私
どもは超過作付けが起きないようにしっかり指導していきたいと思いますが、超過作付けが起きるか起きないかというのはほかにインセンティブが働く政策がなきゃ駄目だと、こういうことだと思います。
そういう中で、今、餌米も六百八十キロ取れた場合は十万五千円ということでやっておりますが、実態的にそれが全部六百八十キロ取れるかというと、そうにもなっていないと思いますが、やっぱりここの
部分をしっかり充実させて農業者の皆さんに分かってもらうことが最も大切だと思います。
それから、中食とか外食というのが物すごい数字で今膨らんでいますね。そこの皆さんにも協力を願っておるところでありまして、それらを消費拡大につなげてもらうような努力を引き続き私
どもは重ねていきたいと思うんです。それで、全体の外食、中食は八百万トンのうちの三六%、三百二十万トンを占めていると、こういうことでありまして、ここにも是非、少し米の使用量を膨らまして元に戻してもらうような働きかけもやっていきたいと思います。
それから、輸出の問題も、
日本で一万五千円の攻防を六十
キロ当たりやっていますが、これシンガポールあるいはジャカルタ辺りでも三万円から三万五千円です。それから、ヨーロッパ、ロンドン、パリ辺りは
日本人の皆さんが食べているのは大体六十キロ六万円の米食べております。その六万円の米もスペインで作り、イタリアで作った
日本用の米なんですね。
そういうときに、我々が輸出目標を掲げておりますけれ
ども、これは窓口も十月三十一日に設置しましたが、統一的な輸出ができると、こういう
対策で米も輸出を
考えていきたいと、そして需要と供給のバランスを取れるようにしっかり頑張っていきたいと、こう
考えております。