○儀間光男君 維新の党の儀間でございます。
これから
質問する予定のものは鉱物資源やサンゴのことで、ひょっとすると本
委員会と関係ないのかもしらぬという疑問があるかも分かりませんが、全て海洋にまつわることでございますから、あえて御理解を賜って
質問させていただきたいと思います。
さて、我が国は余り鉱物資源に恵まれていないため、今日でも鉱物資源の多くは外国に頼っているところであります。しかし、昨今、我が国の領海あるいはEEZ内で豊富な海底資源の存在が確認をされております。その開発いかんによっては、我が国の発展はもとより、エネルギー
政策に革命的なインパクトが与えられるだろうというふうに思っております。したがって、海底資源の開発は国家の最重要プロジェクトとして位置
付け、積極的に取り組むべきであり、その観点からの
質問をさせていただきたいと思います。
お分かりのように、我が国は世界で第四位のエネルギー消費国と言われております。しかし、自給率はたったの四%前後、主要なエネルギー源である石油は九九%が輸入に頼っている。そのために、石油産地の政情によっては、あるいは国際の情勢によっては常に左右をされるリスクを負い、エネルギー資源の安定供給が脅かされるというような
状況にあるのが事実であります。
私が申し上げました我が国の領海や排他的水域内には、石油、天然ガスを含めて、メタンハイドレート、銅、亜鉛、金、銀、レアメタルなどなど様々な資源があることが
調査によって判明をいたしております。鉱物資源に乏しい我が国にとっては大いに期待のできるものであり、
政府の積極的な取組に期待を寄せるものであります。
そこで、
政府は、いろんな経過はあったと思うんですが、
平成二十五年四月に海洋エネルギー・鉱物資源開発計画の
見直しを行っております。そこで、
質問に入るんですが、もし我が国がメタンハイドレートの開発を商業ベースにのせることができますと、我が国のエネルギー
政策はまさに
先ほど言ったように革命的な変化が起き、大いに経済貢献するものだと思います。
そこで、
質問でございますが、海洋エネルギー・鉱物資源開発計画の
見直しの理由の一つとしている近隣諸国との海洋権益をめぐる国際情勢とは、どの国とどのような関わりが生じているのか、あるいは生じていないのか。メタンハイドレートの開発にいかなる問題や
課題があり、メタンハイドレートを実用化するまでに何年ぐらいを目標として持っていらっしゃるのか。さらには、海洋エネルギー・鉱物資源を開発するに当たっての
課題を克服するには、
政府主導による技術革新、頭脳の集積、人材の育成、情報の一元化、
予算措置等々を始め各省庁間の密接な連携が必要とされていると
考えますが、この点についても
状況を聞きたいと思います。さらには、採掘技術を早急に確立することが肝要だと思いますが、採掘技術の
進捗状況、あるいはその
課題を含め技術はどの辺まで確立されているのか、併せてお尋ねをしたいと思います。