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尾立源幸君 おはようございます。民主党・新緑風会の
尾立でございます。
今日は、
委員長を始め
与野党理事の
皆様、
予算委員会が
開催される中、このように
開催をしていただきまして、ありがとうございます。また、
大臣にもお出ましをいただきまして、ありがとうございます。また、今日の
質問の機会を与えていただきました
皆様にも、同僚の
皆様にお礼申し上げたいと思います。
それでは、まず、今回久しぶりに
銃刀法が
改正されるということでございますけれども、
銃刀法が
対象とする銃というのは、まさに
オリンピックの
射撃競技などの
スポーツとともに
狩猟で使われることがあります。そして、
スポーツという面では、今もいろいろお話がございましたように、二〇二〇年の
東京オリンピックに向けて、こういった
競技で
日本人選手が活躍をされる、このことを我々も非常に
期待をしたいと思いますし、そのために国際的な
空気銃射撃大会に参加する
選手の
育成のために今回の
年齢要件の
見直しだとか、また
練習射撃場制度の拡充など、本当にすばらしい
改正をしていただいているものだと思っております。改めて、二〇二〇年に向けて、本当に
日本の
選手が大いに活躍し、また、こういうプレッシャー掛けちゃいけないのかも分かりませんが、
一つでも
メダルを多く取っていただけるような、そういう支援を我々もしていきたいと思っております。
そういう
意味で、特に
競技で
使用される
空気銃については今回の
法改正で
一つ手当てがされますが、このほかに
火薬銃という、まさに
火薬を使って発射する銃、これは
オリンピックでも
クレー射撃だとか
ライフル射撃で使われますし、また今、
岡田委員からも話がございましたように、
狩猟、
有害鳥獣捕獲等で使われる銃もこういった
火薬銃が一般でございます。そういうことで、今日は
火薬銃を
中心に少し
質問をさせていただければと思います。
まず、その
理由の
一つとして、今まさに
岡田委員がお話しになられましたように、この
有害捕獲ということが
全国的な今
課題になっております。恐らくどの
先生方も地元に帰ればこの話題が多く言われ、何とかしてくれということかと思います。たとえ、例えば
東京だとか大阪というような都会と言われるところであっても、こういう問題が起きておるということでございます。
そういう
意味で、この
有害鳥獣の
対策ということはやらなきゃいけませんし、これを放っておくと
我が国の
自然環境まで破壊されてしまうということ、
農林水産業被害に加えて
自然環境ももうずたずたにされてしまう。例えば、富士山の山麓なども鹿が大繁殖をして今大変なことになっておるということはお聞きになったことがあるかと思いますが、こういうことにも我々は対応していかなきゃいけないと思っております。
ただ、
担い手の減少というのが今大変著しく起こっておりまして、何とかこの
担い手も一方で
育成しながらこの
対策をしていかなきゃいけないと思っております。特に
ハンターの皆さん、
高齢化が進んでおりまして、自虐的に
自分たちが
絶滅危惧種だと、こういうふうにおっしゃる方々も多いんですけれども、そうなってはならないと思っておりますので、どうかよろしく
お願いしたいと思います。
なぜこういうことになったかというと、やっぱり余りにもこの
銃刀法に関する
規制が、
規制、
規制、
規制というふうに来ておりますので、これは社会的ないろんな
事件があってそういう
方向に進んでいったというのはありますけれども、これが余りにも強過ぎたということがあるので、今、
山谷大臣がおっしゃったように、少し現実的に、
安全性はきちっと守りつつ余りにも理不尽な、また行き過ぎた
規制については少し直していこうと、こういう動きがあるということは大変評価しておりますので、この点を
中心に聞きたいと思います。
それともう一点、
有害鳥獣捕獲ということとは別に私が今思っておりますのは、
日本は
観光立国というものを、まさに二〇二〇年までに二千万人の
観光客に
日本に来てもらおうというようなことを国を挙げて今やっておりますが、その中で
狩猟観光というのは
一つの大きな目玉にこれからなっていくんじゃないかと思っております。例えば、
アメリカでは千三百七十万人、
ヨーロッパでは七百三十五万人の
狩猟人口がいると言われております。それで、こういう
人たちはそれぞれの国でももちろん
狩猟をやっておりますけれども、世界中あちこちで
行き来をしながら
狩猟観光、
狩猟ツーリズムを、
ハンティングツアーというものをやっております。
私も、今年の七月にイギリスの方に
ハンティングフェアというのを見に行きました。これはオックスフォードのあるお城、チャーチルが生まれたお城を借り切って、そこで三日間、様々な
カントリーライフを楽しむ
フェアをやるんですが、十五万人近い
人たちが三日間で来ますし、先ほど銃を持つ人の
年齢の話も出ていましたが、
子供が本当に、
指導員の
指導の下ですが、ちっちゃな子がまさに
火薬銃を、
子供用の
火薬銃を撃っているというようなことも見てきました。
こういう文化があるわけなんですけれども、
是非こういう
ヨーロッパや
アメリカの
人たちを
日本にお招きをして、私は
ハンティングの
観光などをやるのも大きな大きな
地域活性化の
一つだと思っております。
これは、実は
質問通告にないんですけれども、例えば北海道などはエゾシカ、これは世界の
ハンターから見るともう天国のような
環境だと言われております。もちろん、きちっとした
安全指導の下、ガイドさんを付ける形で、特区という形で私はやれば非常な
地域振興になると思うんですけれども、
山谷大臣の御感想をまず聞かせていただければと思います。