○愛知治郎君 自由
民主党の愛知治郎でございます。
私にとってこの
審査会は初めて、前に
憲法調査会では
議論させていただいたんですが、この
審査会は初めて
参加をさせていただくことになりました。各会派の皆さん、各
委員の皆さん方の
基本的な
考え方ということで、御
意見を拝聴させていただきました。非常に勉強になりましたし、これからもしっかりとした
議論をしなくちゃいけないなと思います。
私は
自民党でありますから、
自民党であるからというわけではないんですけれども、改憲論者であります。が、
自民党の中でもやはりいろいろな
議論がある。どういった分野について高い関心を持っているか、様々な
議論をずっとなされてきたところであります。だからこそ、これからもしっかりとした
議論が必要と思います。特に、良識の府である
参議院としての堂々たる
議論、これが何よりも重要かと思います。また、我々だけでなく、
国民にも広くこの
議論、
参加してもらう必要があると
考えています。
先ほど、赤池、松沢両
委員から
憲法教育の
必要性という話がありましたが、私も
憲法の中身を知ってから、これは是非、
国民全員一人一人がしっかりとこの
憲法というのを分かってほしいという思いでここまで来ました。
私がこの
憲法を勉強させていただいた、最初は小中学校のときですか、
義務教育のときに三
原則、
国民主権、
基本的人権の
尊重、そして
平和主義ということは教わったんですが、その中身について大学
時代しっかりと勉強させていただいたとき、愕然としました。こんなにすごい
考え方があるのかと。
私は、人類の発明の中で一番すごいものというのは
憲法だと思っているんです。たった一人が作ったのではなく、人類がまさに血を流しながら、歴史を積み重ねて、そして作り上げたというのが
憲法だと思っていますから、このすばらしいものをちゃんと
国民にも分かってほしいと思います。
また、ここでもそのことを前提に
議論しなくちゃいけないんですが、改めて、私の
個人的な
考え方ですが、今度、
憲法の
基本的な
考え方を整理しなくちゃいけないなというふうに思います。
三
原則一つでもそうなんですが、これはいろいろな意図があるとは思うんですけれども、例えば地域
主権という言葉一つでありますが、私が少なくとも
憲法学上習ったのは
主権は一つですから、どういう意図があるのか、こういうことも整理をして、
考え方を整理していかなくちゃいけないと思います。
また、何代か前の総理が
日本国憲法は三権分立ではないという話をされていたのを聞いてびっくりしましたけれども、やはりそういった
基本的な、学者、学説、いろいろありますけれども、異論のない部分についてはちゃんと整理をした上でここでも
議論をしていかなくてはいけないと思います。
その上で、藤末先生がおっしゃったとおりに、ここでの
議論を
国民また外国も含めてできればということでしたけれども、発信をしていくこと、これは本当に必要なことだと思いますので、是非、
委員の
皆様方の御理解もいただきたいと思います。
いずれにせよ、
会長から、
会長とお話をしたときに、勝手に言って申し訳ありませんが、
参議院らしいすばらしい、
参議院の権威を高めるような
議論をしたいということだったので、私もそのようにしていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
以上です。