○小西洋之君 両国間で意見の一致を見た見解について、それぞれ日中が
日本語、中国語の文書を出し、かつ、それぞれ英語の文書を出す、その内容をあるいはその言葉の使い方を全く実質的に確認していない、それはもう外交じゃないですよ、これは。
APECで、このままだと安倍総理が、日中首脳会談も行われず、また日米首脳会談も行われず、日韓も行われず、何のために行くのか分からない、恥をさらすと。まさに自分のメンツを保つために
日本の国益、
日本の領土、その領有権問題を中国にこれ大きくポイントを稼がせた。私もこれ、国会、国権の最高機関の場ですので、言葉は慎重に申し上げますけれども、大きく向こうにポイントを稼がせた、とんでもない歴史上の汚点である、本当に外交の失態だというふうに厳しく指弾をさせていただきます。
総選挙が、あしたにも解散が打たれるかもしれないというようなことを言われておりますけれども、どちらの政党が本当に国益と
国民を守れる政党なのか、しっかり
国民の皆様に見届けていただきたいと思います。うなずかれました。こんな外交敗北はないですよ。
もう
一つ、この安倍政治の外交の根本に関わる問題について
質問をさせていただきます。今は、外交の能力があるのか、主権を守る能力があるのかということでございました。もう
一つは、更にその前提である立憲主義や法の支配を守れるかということでございます。七月一日の解釈改憲問題について伺わせていただきます。
横畠内閣法制局長官にお越しいただいております。長官、長官は前回、何と十回連続、私の重ねて聞いた
質問の答弁を拒否されました。
委員長から明瞭に答えるようにという指示も受けたのに、またそれを拒否されました。
質問自体は極めて簡単な
質問でございます。
七月一日の閣議決定の新三要件のその第一要件、
国民の生命などが根底から覆される、この言葉は、意味として、平成十六年の、これまでの九条の
政府解釈、
国民の生命や身体が危険にさらされる、
国民の生命等が根底から覆されるという言葉の意味は、
国民の生命や身体が危険にさらされるという言葉の意味と同じですか、違うんであれば、具体的にどういう意味において違うんですかということを私は十回重ねました。法制
局長官は、そのたびに全く
関係ないことを言って答弁をはぐらかせました。
今霞が関で
横畠法制
局長官は、法の支配の番人ではなくて安倍総理の顧問弁護士と言われていることを御存じでしょうか。笑い事ではございません。年俸三千万円の顧問弁護士でございます。法制
局長官、副
大臣級ですので、実は我々国
会議員よりも年俸がいいんです。違うんだったら、手を挙げて訂正をしてください。しかも、その年俸はどこから来るんでしょうか。
国民の税金ですよね。唯一、主権者
国民のみがその所有者である、
国民の自由と権利を守る、立憲主義の下で
国民の自由と権利を守る、その憲法、それを守るのが法の支配の番人の法制
局長官の役割なんですよ。そのためにあなたは
国民の血税からお給料をいただいているんですよ。ところが、その血税のお給料で安倍総理の顧問弁護士をやってどうするんですか。そうした問題について厳しくこれから追及をさせていただきたいと思います。
ただ、ちょっと時間が押してきましたので、両
大臣にお越しいただいています、両
大臣に伺わせていただきます。
資料の一がございますね、資料の一、このベン図を描いた方の別の資料の一でございますけれども、両
大臣、さきの
委員会からずっと同席いただいていますので御
説明の必要はないと思いますけれども、資料の一、これの一番上ですね。
両
大臣にまとめて伺わせていただきますけれども、真ん中の(3)ですね、七月閣議決定の新三要件の言葉です、「
国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される」、その下にある(2)、平成十六年のこれは安倍内閣も踏襲すると言っている
政府解釈でしたけれども、「
国民の生命や身体が危険にさらされる」、これ言葉の意味として同じですか。これは憲法九条の下で
我が国が武力行使が許容される、その
理由根拠を
日本語として書き表したものなんですね、
理由根拠。その
理由根拠として意味は全く同じですか。ずれがあるんでしたら、具体的にそのずれを
説明してください。じゃ、
岸田大臣から、次、江渡
大臣、順番でお願いいたします。