○林(宙)
委員 ありがとうございます。
ということで、資料の裏面の図の方をごらんいただきたいんですけれども、今あった
お話と事前に御
説明いただいたものをまとめると、大体こういう感じになりますというのがこの図です。
上の段は、今回の三十五万トンの動きがどうなっているかというのを簡単に書くとこうなるよと、もうちょっと本当は複雑なんですが。
まず左側の
生産出荷団体、これは
全農さんですとかそういったところなんですが、そこから米穀機構が三十五万トンを買うよというところが今の
お話です。
お話にもあったように、その後、米穀機構が、そのうち二十五万トンについては、
政府が持っている古いお米、五年を超えた古いお米と二十五万トンを交換しましょうということなんですね。その交換してきた、上の3というところの黒い二十五というのがそうなんですが、その二十五と合わせて、もともと残っていた十万トンと合わせて三十五万トンを市場に
飼料用、加工用として売却する、こういう形になっています。
そうすると、
先ほど二百二十億円の積立金では明らかに足りませんよということになったわけなんですが、これはあくまで私の中の仮定を置いて計算していますので、参考として認識いただきたいんですけれども、下の段ですね。では、米穀機構からどのぐらい払われていたんでしょうかというと、五百八十億円を超えるんですよ。積立金は二百二十億円なんですね。その差は三百六十億円ほどあります。
これはかなりの
金額だと思うんですが、御
説明によりますと、米穀機構が持っていた二百二十億円、それから
先ほど市場に売却した
飼料用、加工用米の売却代金収入、これも、幾らで売ったのか私はわかりませんが、大体、普通は六十キロ当たり千五百円から千八百円で売れるのが普通だということですので、一番高い値段で試算しています、千八百円。これだと百五億円の収入になります。これが機構が恐らくお
支払いした合計三百二十五億円ほどだと。これでもまだ足りないですね。これでもまだ足りない。二百五十億円ぐらい足りないんですよ。
そうすると、つまりは、
先ほどの交換という作業は何をしていたかというと、ちょっと一回戻っていただいて、
先ほどの文字だけの資料の3という、下の方にあるんですけれども、これは農水省のホームページです。ここをざっと読んでいただくと、
皆さんはどういう感想をお持ちになるかなと思うんです。
時間がないので先に言ってしまいますが、私は、これを
最初に読んだとき、まず、これは新しいのと古いのを交換するだけですね、何か古かった備蓄米が新しくなってよかったですね、そんなイメージだったんですよ。ここにお金が発生するとは一言も書いていない。
それで、
先ほどの図の方に戻っていただくんですけれども、
考えてみたら、古いお米というのは市場価値が低いですよね、新米に比べれば、新米というか
主食用米に比べれば。ということは、
政府が二十五万トンの
主食用米を仕入れ、一方で古いお米を売るわけです。そうすると、そこに必ず差額というのが出てくるんですね。その差額が、恐らく米穀機構が充てた残りの二百数十億円なんじゃないかと私は推測しています。わかりません、本当の
金額はどのくらいか。
この作業自体はどうなるかというと、
政府がまず一回、機構から二十五万トン買っているそうです。お
支払いは一回しているんだそうです、何百億円か。では、今度、米穀機構に
政府の古いお米を売るんですけれども、それについては、米穀機構がその先の売り先が決まらないと売れないということで、半分ぐらいはもう既に売っているそうなんですが、残りの半分はそろそろ売りますよという
状況だそうです。
となると、
政府としては、その差額という
意味では少し少なくなると思うんですけれども、既に二十五
年産米を二十五万トン買うということをやっているので、六十キロ当たり幾らになるかというのは、今後の備蓄米の買い入れに
影響するからということで教えていただけませんでしたけれども、幾らでもいいですよ。もし、仮にさっきの六十キロ当たり一万円で買うと、これは結構な額になります。二百五十億どころではないです。
となると、こういったことが
農林水産省のホームページに、少なくとも
金額は、詳細は要らないと思いますが、これをやるに当たって新たに財政出動が必要ですということがあってしかるべきなんじゃないかと思いますが、
先ほど申し上げたように、何らございませんでした。これは一体どういうことなのかな。
しかも、
金額が
金額です。数百億という単位になります。これは、ホームページでも何でも結構ですけれども、情報として出すべきだったんじゃないのかなというふうに思っていますが、まず、このお金のやりとりが発生するということが
発表されていなかった理由というのをぜひお
伺いしたいなと思います。どなたでも結構です。