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山内委員 今お答えがありました件、もう少し詳しくお尋ねしてまいりたいと思います。
ほかの部署から応援があると。
一つは、
内閣府の中の、恐らく、青少年の健全育成とか男女共同参画みたいな部署から人を引っ張ってきて
災害対策本部の応援に入れるということもあるでしょう。あるいは、ほかの省庁から応援が来るということもあると思います。
私は、特に
内閣府の中の応援
体制というのが重要じゃないかなと思います。本当に大きな
災害があったら、恐らく国交省は、自分の省庁だけでも人手が足りないときに、
内閣府に出すというのはなかなか難しい。難しい中からも出しているのだと思いますが。そういった
意味では、むしろ、同じ
内閣府の中で人のやりくりを柔軟にできる
体制をとっておくということが非常に重要ではないかと思います。
今、
内閣府の中でも日ごろから訓練に参加したり研修をやったりということがあるということをおっしゃいましたが、いわば、いざというときに
災害対策本部の要員になれるような、
自衛隊でいうと予備
自衛官か即応予備
自衛官みたいな、そういう
体制を
内閣府の中でしっかりつくっておくということが非常に重要だと思います。
私が昔JICAの職員だったときに、JICAにも国際緊急援助隊というのがありまして、事務局は、ふだん、正規のスタッフは多分二十人ぐらいしかいなかったと思うんですが、
災害が起きると、ほかの、人事部とか研修部とか、いろいろなところから人をかき集めて
チームをつくるということをやっておりました。
そのJICAの場合は、毎月だったか毎期だったか忘れましたが、今月
災害が起きた場合は人事部から人を出せとか、来月
災害があったら北海道センターから何人人を出せみたいな、事前にちゃんとスタンバイのアレンジメントをしてありまして、そういう事前の
準備をした上で、何かあったときは内部で人を柔軟にやりくりできる、そういう
体制をとっておりました。
やはり、
災害というのはいつ起こるかわかりませんが、ピークのときに合わせて人を配置するなどということはあり得ない話ですので、ピークのときにはよそから、特に喫緊の、物すごく急ぎの仕事ではないようなものがあれば、ほかの部署からどんどん人をかき集める、これが重要だと思います。
そのためには、いろいろな
手当ても考えなきゃいけないでしょうし、研修も、おっしゃったように丁寧にやっていく必要があると思いますし、あるいは、かつて
災害担当部署にいたOBをまた引っ張ってくる、そういったこともあると思います。
そういう
体制というのは非常に重要だと思います。それについて、改めて、さらに詳しくお聞きをしたいと思います。