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足立委員 維新の党の
足立康史でございます。
ふだんは別の
委員会で活動させていただいておりますが、きょうはまとまった時間を頂戴しまして、
井上理事初め同僚の
皆様に感謝申し上げたいと存じます。
きょう私は、土砂、建設残土の話を中心に御
質問申し上げたいと思います。
きょうテーブルにものっております
空き家対策の特措
法案、横から拝見をしていたわけでありますが、本当にすばらしいお仕事だと感服をしております。敬意を表したいと思います。
宮路先生、
山下先生、そして
西村副
大臣を中心にお
取り組みであったというふうに承知をしておりますが、御苦労も多かったと思います。大変敬意を表するところでございます。
また、冒頭、きょう
後藤祐一委員の方からも
質問されておられましたが、
後藤先生も、地元のあるいは
現場の自治体の
状況を非常によく調べておられて、私もふだん地元で感じておることがそのままこの
委員会で
議論されておるということで、非常に有意義な内容であったというふうに思います。
土砂の話に入る前に、この
空き家の話に一言ちょっと触れさせていただきたいと思います。
実は、私がふだんずっと、何とか
対策をとらないといけない、こういう思いで土砂の問題に取り組んでおる中で、私自身、なかなかこれは大変だなと思ってやってきた問題と同じ問題が、きっとこの
空き家の問題にもあったんだろうなと思います。
それはどういうことかというと、
一つ同じ共通の特徴というのは、自治体の
条例がある
意味で先行しているわけであります。この
空き家の問題も、三百を超える
条例が各地でつくられておるということでありますし、実は建設残土、土砂の問題も、大変多くの
都道府県、
市町村で
条例がつくられています。
これはどういうことか。私の理解でありますが、
現場でもうとにかく問題になっているんですね。
現場の自治体の住民、国民の足元、手元においては、もうそれは、
空き家の問題、あるいは、またちょっと別の問題かもしれませんが、維新の党の私どもの小沢幹事長などは、ごみ屋敷ということで、また別の問題を別の角度から取り上げているわけでありますが、いずれにせよ、
現場ではもう明らかな問題なわけですね。
私が今申し上げた建設残土の問題も、
現場では事故が起こって明らかな問題なんですが、これが、いざ、では国のどの部署に御相談をすればいいかということを
議論しても、なかなか、窓口もよくわからないということが実は続いてきたわけであります。
何か、伺うところによりますと、
空き家の問題も、
条例については、建築、景観、あるいは廃棄物、ごみ、さらに言えば危機管理、さまざまな
観点から
条例がつくられていますので、必ずしも
条例の内容については一律では当然ありません。
こういった問題をどういうふうに捉えて今この特措
法案に至ったのか、その問題認識と経緯について若干御紹介をいただければ幸いでございます。