○坂元
委員 おはようございます。次世代の党の坂元大輔でございます。
次世代の党となりましたが、私は、引き続きこの
国土交通委員会に入って頑張らせていただくことになりましたので、皆様、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
まず、この夏は本当にたくさんの
自然災害が発生をいたしました。その
自然災害によって亡くなられた多くの皆様に対して哀悼の誠をささげるとともに、今なお被災されている皆様に対してもお
見舞いを申し上げます。
既に、
広島市の
土砂災害から二カ月以上が経過をいたしました。八月二十日は、国会閉会中でありましたが、私、党務で東京に来ておりまして、朝、ニュースで
広島のことを第一に知りました。私、選挙区が
広島県福山市でございまして、
広島市内からは百キロほど東に離れておるところであるんですけれども、
広島県選出ということもありまして、党を代表して当日のうちに
広島市内に入らせていただきました。
たまたまなんですけれども、当時の古屋
防災担当
大臣と同じ便で
広島市内に入りまして、
大臣はそのままヘリに乗られて
上空から視察をされたんですけれども、私は、自分のできる範囲で地上から、当然、人命救助活動も妨げないように配慮をしながら、当日、現地を視察もさせていただきました。
その日のたしか十八時、六時ごろだったと思いますが、国、県、市の第一回目の合同の
会議にも国
会議員として参加をさせていただいて、これは実質的に合同
対策本部の一回目の
会議だったわけですけれども、そこで当時の古屋
大臣がおっしゃっていたことが私は非常に印象に残っております。
実は、古屋
大臣が、
土砂災害防止法を制定されたとき、平成十二年だったかと思いますが、このときに自民党のこの法案の作成の担当者のお一人だったそうで、自分自身もこの
土砂災害防止法の制定に非常に深く携わったんだということをおっしゃっておられました。そういう中で、今回また、ほぼ同じエリアでこういった
災害が発生をしてしまって、自分としても無念のきわみであるということを御発言されておられました。
恐らく
太田大臣も、古屋
防災担当
大臣とも多くコミュニケーションをとられて、この
土砂災害防止法の改正ということにも取り組まれていらっしゃると思うんですが、改めてお伺いをしたいのが、平成十二年に
土砂災害防止法が制定されてから十年以上既に経過をしております。ただ、
現状は、
土砂災害警戒区域などの
指定がなかなか進んでいなかったり、
地域によってもばらつきがあったり、
基礎調査すら行われていない
地域があったり、今までこの
委員会でも数々
指摘されてきた問題点がございました。
そういう中であの八月二十日の
広島市の
土砂災害が発生をしたわけですけれども、率直に言って、翌年に施行されていますので、平成十三年から施行されたこの
土砂災害防止法が、この十年間、どういった
部分で足りなかったのかという
部分、そしてその反省点をこの改正案でどのように改めようという方針であられるのか、改めてでありますが、
大臣としての御見解をお伺いしたいと思います。