○生方
委員 これは売れる、売れないという問題があるでしょうけれども、
基本的には、やはりさっき申し上げたように、経産
大臣で、その
政策が東電株に影響するわけですよ。それは売らないで信託をしていても、ずっと持っていることは持っているわけで、その後どこへ寄附しようが、寄附が本当にできるのかどうかわかりませんよ、寄附行為というのは我々厳しく制限されておりますから。できるかどうかわからないとしても、適切ではないと思うので、もし例外的にでもできるのであれば、それは
宮沢大臣の名義じゃなきゃいいわけですから、外してもらえばそれで済むわけですよね、いつ売ろうが、誰が売ろうが。そういう処理をした方がわかりやすいというふうに私は思いますよ。
こういう問題で何度も何度もお答えになっていて、
大臣としての
所信を聞いて、我々はそれに対する
質問をしなきゃいけないんですけれども、だけれども、その前にやはり信頼を取り戻さなきゃいかぬ。今の
大臣の答弁をずっと聞いていても、残念ながら余り信頼を取り戻すような答弁になっていないんですよ。
だから、
宮沢さんのお人柄というのは、私は誠実な方だというふうには思っておりますけれども、でも、
自分は内閣の一員として、
自分がやめたら大変だから、何とかここはしのがなきゃいかぬという考えじゃいけないんですよ。これは政治と金の問題なんですから、きちんとそれを晴らして、それで初めて新
大臣としての
政策を述べるべきだというふうに私は思っております。
宮沢大臣以外にも、きのうも
国会で追及されましたが、次から次へと第二次安倍内閣の新
大臣に疑惑が生じている。これは、その前の
大臣にはなかったのかあったのか知りませんけれども、とりあえずそういう問題が全く起きなかったのに、第二次内閣になった途端にこれだけ不祥事が相次いでいる。
多分、ほかの
委員会でもみんなこの問題をやらざるを得ないんですよ。さっき言ったように、政治と金の問題というのは政治の信頼にかかわることですからね。だから、新しい
大臣がいかに国政を停滞させているのかという責任は極めて私は大きいというふうに思います。
本当の
質問に移りますが、私
たちは、あしたの予算
委員会でも
宮沢大臣に対して
質問することになっております。我々は、
宮沢大臣の資質に重大な疑義を持っているということでございますので、個々の
政策の
質問に関しては、
宮沢大臣ではなくて副
大臣にお伺いをしたいというふうに思いますので、
宮沢大臣は、御退席なさりたければ御退席をされても結構でございます。
それでは、
質問に入らせていただきます。これは高木副
大臣にさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
九電が九月二十四日に唐突に接続拒否を通達した。太陽光が発展をしていって、新規の事業者が大分出てきて、太陽光が普及していくのは大変いいことだというふうに私は思っていたのに、唐突に九電が接続拒否をした。これは副
大臣も御承知のとおり、FITのときに、電力会社は新
エネルギー、再エネを買わなければいけないということが条件になっております。それで、私もちょっと九電の方を呼んで調べました。
九電の方に言わせると、電気の
需要が最も少ない時期の電気使用量が八百万キロワットである、ことし三月に駆け込みで申請をした
企業がたくさんあるということで、それを全部足すと千二百六十万キロワットになってしまい、最低の八百をオーバーしてしまうから、このまま接続をすれば停電になってしまう
可能性もあるので接続を拒否したというふうに九電側は説明をしました。
今現在、水力以外の再エネで九電が接続しているのは三百九十万キロワットなんですね。これは風力も入りますから、太陽光パネルのものはもうちょっと少ないんです、三百四十ぐらいだったというふうに思いますが、それぐらいなんですね。
太陽光の平均の稼働率は、平均でいうと一二・五%なんです。九電の話によると、
最大でも、昨年の八月実績で八六%、大体どこでも七〇%程度が
最大出力であろう、そうすると、三百九十全部仮に太陽光だとしても二百三十万キロワットぐらいにしかならないんですよ。八百万キロワットには当分ならない。
これは、接続を認可したからといって、すぐあしたから電気を提供するわけじゃないんですね。これは、土地を確保、まあ確保しているところもあるでしょうけれども、そこに太陽光パネルを置いて接続するということで、とても今すぐにやめなければいけないという状況ではなかったはずなんですね。
こういうことが起これば、もちろん事実起こったんですけれども、九電が接続拒否したら、それに次いで東北電力とか四国電力とかも、いや、うちもそうだというふうに言って、接続を拒否して、もう再エネ業者は大混乱に陥っているわけですよ。
混乱に陥ることはわかるというふうに思うんですが、これは、最終的に接続を留保するというのを誰がいいよと言うのか知りませんけれども、恐らく資源
エネルギー庁がいいよと言うんでしょうけれども、何でこの時点で九電の言い分をそのままのんで、接続拒否をオーケーしたんですか。
〔
委員長退席、
富田委員長代理着席〕