○中丸
委員 ありがとうございます。
恐らく、インターネットを通じて、世界じゅうのそういった
活動をされている方、前回、私のところに来られたときに、きょうのことも伝えてございます、リアルタイムでないにしても、ごらんになっていただいていると思いますので、本当に同じ国の中でもばらばらに
活動されていたりというのもありますので、これはやはり、ぜひとも
外務省が
中心になってそのネットワークをきちんとつなげてあげて、お互いが
協力しながら、共有していけばさらに力は増すというふうに思いますので、ぜひともよろしくお願いを申し上げます。
それでは、続きまして、先ほど
沖縄の辺野古の問題が出ておりましたので、ちょっと辺野古の問題に違った角度から触れてみたいと思います。
辺野古の移転について、いろいろ、賛成
意見、反対
意見、それは当然あるだろうと思います。我々次世代の党は、積極的に辺野古への移転を推進していこうということで、九月の十八日、十九日の二日間、
普天間基地及び辺野古の現場の視察をしてまいりました。その視察の中で、基地内でいろいろ
説明を受けまして、実際に滑走路ができる現場、ジュゴンの問題も含めてさまざまなヒアリングをしたわけです。
それで、基地内から基地外に出たときに、工事用車両の入り口ゲートに行かせていただきました。そして何をしたかといいますと、我々はその工事用ゲートの前で街頭
活動を行ったわけでございますけれども、その街頭
活動を行っている反対側に場所をとられて
活動されている方がおられまして、写真を皆さんのお
手元に今配らせていただいているんですが、一つ素朴な疑問が私の中で芽生えました。
何かといいますと、まず右上の写真を見ていただきたいんですが、これは辺野古の基地のフェンスでございます。当然、米軍の基地のフェンスでございます。普通の一般家庭でいえば、自分の家を囲っている囲いでございます。そこに、見ていただくとわかるんですが、明らかに米軍のものではない、こういった横断幕がひもで結んであります。
そして、その下を見ていただくと、これはその道路の歩道でございます。上に暑さしのぎにテントがつけてありますが、初め、何か露店市でもやっているのかと思ったら、そうじゃなくて、これは反対運動の皆さんが、暑いからだろうと思うんですが、テントを張っているという
状況でございますけれども、このテントを張っている骨組みの部分も米軍のフェンスでございます。
そして、こういういろいろなものを、道路を使う場合は、普通、警察の道路使用許可が要るはずでございます。そして、この設備はどうしているのかと聞きますと、毎日、朝七時ぐらいから設営
部隊の方が設営をされて、夕方五時には撤去をして帰るということで、夜はないそうでございます。
ということは、これは毎日、エブリデーやっているわけでございますので、警察がこういった許可を出しているのか否かというのは定かではありませんでした。現場に
沖縄県警の方がおられたので聞きましたけれども、よくわからないというような返答でございました。
まず、勝手にフェンスにつけていいかどうか、道路を勝手に使っていいかどうか。
そして、左側の二つ、これは、この永田町かいわい、首相官邸も含めてたくさん見るものだと思うんですけれども、いろいろな、県警も含めて使われているのと同じ蛇腹のゲートでございます。この蛇腹のゲートをあけたり閉めたりで、中にトラックが出たり入ったりするわけでございますけれども、このゲートに見事にのぼりがたくさんくっついていまして、ゲートをあけたり閉めたりすると、のぼりが一緒に右に行ったり左に行ったりするわけですね。
このゲートの入り口でトラックが一旦停車すると、ここの人たちは何をするかというと、トラックの後ろの積み荷に何があるかと勝手にあけて見るんですよ。何の権限があってやっているのかわからないですけれども。
私は、反対運動をすること自体は、言論の自由ですし、結社の自由ですから、どうぞどんどんやってくださいと。ただ、こういった他人の塀やフェンスや、中にはかみそりを入れたテープを巻いていたところも、ここはなかったですが、そういうこともあるということは
沖縄の方から聞きました。
ここにいる人たちに、あなた方はどこから来たんですかと聞かれたんですよ。いやいや、我々は衆議院議員で、きょうは東京羽田から飛行機で来ましたと。あなたはどこから来たんですかと聞いたんですけれども、ああそうですか、私も
沖縄の人間じゃないんですと答えるわけですよ。
そういう外から来た人が、いろいろな団体が、この写真を皆さんに見ていただくので、あえて、どこの団体があったかというのは、きょうは、ここまでの流れもあり、敬意を払うという意味でも触れませんが、こういったことに対して、これは米軍から見たら外交問題ですよ、
外務大臣。
日本は法治国家ではないのか、こういうことを許す国なのかというふうに問われると思うんですけれども、
岸田外務大臣、いかがお
考えでしょうか。