○副
大臣(
後藤田正純君)
委員おっしゃる
指摘は大変重要な視点でございまして、先ほど、三月に特定研発の
考え方を示しましたが、最近、五月の二十三日に、総科といたしまして、科学技術イノベーション総合戦略二〇一四、この原案を作らせていただきました。その中に、まさに
委員が御
指摘になった重要な点をしっかり明記させていただいております。
最後の
部分でございますが、大学や公的研究機関が我が国の研究力、人材力
強化の中核的な拠点として必要な役割を果たすことができるよう、クロスアポイントメント
制度、これは両方に
責任を、例えば今東大、阪大でも、理研と東大、理研と阪大でそれぞれの
業務割合を
規定しながら相互に密接に関係性を持たせる、こういうことも既にやっておりますが、そういった
活用を、セクターを超えた人材の
活用と流動化の促進、また分野を超えた分野融合の推進、また魅力的なソフト、ハード両面での研究インフラの
整備や国内外に開かれた施設、設備の共用等を進める、こういうことを、五月の、まさに総科の
考え方として、
委員がまさにおっしゃった
指摘を明記をさせていただきました。
同時に、大学等も、いわゆる公的機関以外の大学等ともしっかり連携していただきたいし、私も女子医大へお邪魔したことがあるんですが、そこでも早
稲田の工学部の方とのまさに医療との融合があったり、そこに文科系である一橋の方が入ってまさに触媒となってキャタライズするというところも拝見しましたし、先般も種子島に、JAXAに行ってまいりましたら、やはりJAXAで使うロケットの塗装技術、また断熱技術を住宅に応用しようというようなお話もあって、これは物材機構と実はJAXAとがコラボできるんじゃないかと。やっぱりこういう環境を整えていくということを、
委員のおっしゃるまさに御
指摘を
総合科学技術会議の五月の基本的な
考え方にも盛り込みさせていただきましたので、あとそれをしっかり運用面で支えていきたいと思っております。