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2014-03-12 第186回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
二十六年三月十二日(水曜日) 午後零時十七分開会 ─────────────
委員
の
異動
二月六日
辞任
補欠選任
上月
良祐君
伊達
忠一
君 二月七日
辞任
補欠選任
伊達
忠一
君
上月
良祐君 二月十八日
辞任
補欠選任
小野
次郎
君
寺田
典城
君 ─────────────
出席者
は左のとおり。
委員長
蓮
舫君
理 事
熊谷
大君
佐藤ゆかり
君
高階恵美子
君
中泉
松司
君
礒崎
哲史
君
増子
輝彦
君
若松
謙維君
山口 和之君 委 員 有村 治子君 上野 通子君
上月
良祐君
佐藤
信秋君
佐藤
正久君 豊田 俊郎君 堀内 恒夫君 宮本 周司君 山崎 力君 山田 俊男君
吉田
博美君 脇 雅史君 渡邉 美樹君 小川 勝也君
神本美恵子
君 小西 洋之君 小林 正夫君 櫻井 充君
田城
郁君 藤田 幸久君
浜田
昌良
君 山本 香苗君
和田
政宗
君 紙
智子
君
田村
智子
君
中野
正志君
寺田
典城
君
吉田
忠智
君 平野 達男君
国務大臣
国務大臣
(
復興大臣
)
根本
匠君 副
大臣
復興
副
大臣
谷
公一
君
復興
副
大臣
浜田
昌良
君
復興
副
大臣
愛知 治郎君
大臣政務官
復興大臣政務官
亀岡 偉民君
復興大臣政務官
坂井
学君
復興大臣政務官
小泉進次郎
君
事務局側
常任委員会専門
員 田中 利幸君 ───────────── 本日の会議に付した案件 ○
理事補欠選任
の件 ○
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する
調査
(
東日本大震災復興
の
基本施策
に関する件) (
平成
二十六年度
復興庁関係予算
に関する件) (
派遣委員
の
報告
) ─────────────
蓮舫
1
○
委員長
(
蓮舫君
) ただいまから
東日本大震災復興特別委員会
を開会いたします。 議事に先立ち、一言申し上げます。
東日本大震災
の
発災
から三年が経過しました。
被災地
では
復旧復興
に向けた様々な
取組
が行われていますが、まだまだ道は半ばでございます。 そういう意味でも、この
委員会
での
質疑
を通じまして、一日でも早い
被災地
の
復旧復興
が成し遂げられるよう、引き続き私
たち
は努力をさせていただければと思っております。そして、決して
震災
を風化させることがないよう、引き続き取り組んでいく所存でございます。 ここに、改めて、犠牲となられた
方々
の御冥福をお祈りし、
黙祷
をささげたいと存じます。 どうぞ御起立ください。
黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
蓮舫
2
○
委員長
(
蓮舫君
)
黙祷
を終わります。御着席ください。 ─────────────
蓮舫
3
○
委員長
(
蓮舫君
)
委員
の
異動
について御
報告
いたします。 昨日までに、
小野次郎
君が
委員
を
辞任
され、その
補欠
として
寺田典城
君が
選任
されました。 ─────────────
蓮舫
4
○
委員長
(
蓮舫君
)
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。
委員
の
異動
に伴い現在
理事
が一名欠員となっておりますので、その
補欠選任
を行いたいと存じます。
理事
の
選任
につきましては、先例により、
委員長
の指名に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
蓮舫
5
○
委員長
(
蓮舫君
) 御
異議
ないと認めます。 それでは、
理事
に
中泉松司
君を指名いたします。 ─────────────
蓮舫
6
○
委員長
(
蓮舫君
)
東日本大震災復興
の
総合的対策
に関する
調査
を議題といたします。 まず、
東日本大震災復興
の
基本施策
について、
復興大臣
から
所信
を聴取いたします。
根本復興大臣
。
根本匠
7
○
国務大臣
(
根本匠
君)
復興大臣
及び
福島原発事故再生総括担当大臣
を拝命しております
根本匠
です。
東日本大震災復興特別委員会
の開催に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 昨日三月十一日を迎え、
東日本大震災
からの
復興
は四年目に入りました。 この
震災
は、
地震
、
津波
、
原発事故
による複合的な
災害
であり、
復興
は長期間を要する
取組
であります。
発災
以来、政府を挙げて
救助救援
と
復旧復興
に取り組んでまいりましたが、二十七万人近くの
方々
が
避難生活
をされるなど、
復興
はいまだ途上であります。
安倍内閣
では、
復興
の
加速化
を、
経済再生
や
危機管理
と並ぶ
内閣
の最
重要課題
と位置付けております。 私は、
復興大臣
として、引き続き、
現場主義
の徹底、
復興庁
の
司令塔機能
の
強化
、
復興
の
ステージ
に応じた
取組
の三つを信条としながら、
復興
の
加速化
に取り組んでまいります。
地震
・
津波災害
からの
復興
においては、何よりも
住宅再建
が最
重要課題
です。
被災者
の
方々
に
住まい
の
見通し
を持っていただくため、
岩手
、
宮城
、
福島
について、
地区ごと
の
工程表
や
住宅宅地
の
供給目標
を示した
住まい
の
復興工程表
を策定し、
四半期ごと
に更新してまいりました。また、
公共インフラ
の本格的な
復旧復興
については、
工程表
に従い、着実に取り組んでおります。 これらの
事業
の隘路となる
課題
に対し、
関係
府省の
協力
の下、
用地取得加速化プログラム
を始め、四次にわたり
加速化措置
を取りまとめてきました。その結果、
高台移転
の計画は全
地区
で
法定手続
を完了し、約九割の
地区
で着工し、
災害公営住宅
でも約七割で着工の段階に入っております。 また、
災害廃棄物
の
処理
は、
福島
の一部を除き、今月末までに完了する
見通し
となりました。
福島
の
復興再生
については、
地震
、
津波
による
災害
に加え、
原発事故
とそれに起因する
災害
から成る
複合災害
であることを
前提
として、総合的に
対策
に取り組む必要があります。 昨年八月に
避難指示区域
の
見直し
を完了し、先日は、
田村市
における四月一日からの
避難指示
の解除を決定いたしました。 住民の
早期帰還
に必要な環境を整えるため、
市町村ごと
に今後講ずべき
取組
について
工程表
を順次策定しております。また、
復興公営住宅整備
の
本格着手
のほか、
コミュニティー維持
などの
ソフト施策
の一体的な
実施
などにより、
長期避難者
の
生活拠点
の
形成
を
推進
しております。中通りなどにおいては、
子供
の
運動機会
を
確保
し、
子育て世帯
の
帰還
、定住を
支援
するため、遊具の更新や
運動施設
の
整備
などを五百か所以上で進めております。 さらに、昨年末に、
原子力災害
からの
復興
の
前提
となる賠償、
除染
、
廃炉
などの
対応
に関しては、新たな国の
方針
が決定され、それに沿って進められております。
被災地
での横断的な
課題
である
職員不足
については、
全国
の自治体から約二千人の
職員
が
支援
に入っているほか、
用地加速化支援隊
の
活用
や、
工事
の
発注業務
や
用地買収業務
を民間に委託するなどの
対策
を取っております。 今後は、
住宅再建
・
まちづくり
については
工事
が本格化してまいります。これまで打ち出してきた
加速化措置
を
活用
し、来年三月までに二百
地区
に及ぶ
高台移転
と一万戸を超える
災害公営住宅
について
工事
を完了させるなど、
住まい
の
再建
を進めてまいります。
インフラ
や
住宅
の
復旧
だけでは町のにぎわいは戻りません。
産業
や
暮らし
の
再生
を進めることが重要です。引き続き、
被災事業者
の
事業再開
や
施設
などの
復旧
を着実に進めます。さらに、
市街地中心部
の
商業集積
や
商店街
の
再生
などを
加速化
し、
被災事業者
が本格的に
事業
を再開できるよう後押しをします。加えて、
企業
の
立地促進
や
再生可能エネルギー
の導入といった創造的な
取組
も
支援
してまいります。 同時に、健康、
生活
についても、
避難先
での
暮らし
が長くなりつつあることを踏まえて
対応
する必要があります。今後とも、
被災者
の
方々
が
安心
して健やかに
暮らし
ていただけるよう、健康・
生活支援
に関する
施策パッケージ
を
実施
するとともに、
現場
の
課題
を吸い上げ、
対応
していきます。
原子力災害
からの
復興再生
については、
福島再生加速化交付金
などの道具立てを整えました。具体的には、
早期
に
帰還
可能な
地域
の安全、
安心対策
により
生活
の質を向上するとともに、
復興拠点
を
整備
するほか、
長期避難者
のための
生活拠点
を
形成
します。あわせて、
福島
の
子供
の
運動機会
の
確保
などを進めてまいります。本年は、これらの
施策
を
活用
し、
福島
での具体的な
取組
を強力に推し進めてまいります。 これらの
取組
に加え、
復興
を進めるに当たっては、我が国や世界の
モデル
ともなる新しい
東北
の創造に取り組んでおります。具体的には、二十四時間
対応
の
在宅医療
や介護などを提供する
次世代型地域包括ケア
の
推進
や、
温泉熱エネルギー
を生かした新たな
ビジネスモデル
の創出など、六十六件の先進的な
取組
を
支援
するとともに、
経済界
、大学、NPOで
情報
の共有、
交換
を進める
官民連携推進協議会
の設立などにより、
東北
に持続的な活力をもたらしてまいります。 今年は、
地震
、
津波
からの
復興
では
住宅再建
などの
工事
が本格化し、また、
福島
の
復興再生
では
早期帰還
や
長期避難者
の
生活拠点
の
形成
に向けた
各種事業
が本格化するなど、大変重要な一年になります。
復興
の
ステージ
が上がるたびに、新たな
課題
が現れてまいります。今後とも、
現場
の声を伺いながら、
人材確保
や
資材不足
などへの
対応
を含め、私の下に設けたタスクフォースによりきめ細やかに
対応
し、
被災者
の
方々
が一日も早く普通の
生活
に戻られるよう全力を尽くしてまいります。
蓮舫委員長
を始め
理事
及び
委員各位
におかれては、引き続き
復興施策
への御理解と御
協力
をお願い申し上げる次第です。
蓮舫
8
○
委員長
(
蓮舫君
) 次に、
平成
二十六年度
復興庁関係予算
について、
復興
副
大臣
から
説明
を聴取いたします。
谷復興
副
大臣
。
谷公一
9
○副
大臣
(
谷公一
君)
平成
二十六年度
復興庁予算
について御
説明
申し上げます。 まず、
復興庁
においては、
東日本大震災
からの
復興
を円滑かつ迅速に
推進
するための
予算
として、総額二兆二千四百四十一億円を計上しております。 以下、その
主要施策
について御
説明
申し上げます。 第一に、
被災者支援
については、
被災者
の
方々
の
住宅再建
、被災した学生の
修学等
を引き続き
支援
するとともに、
被災者
の
避難
の
長期化
が見込まれる中、心の
ケア
などの
被災者
の健康、
生活面
での
支援
を着実に進めるために必要な
経費
として、千百十七億円を計上しております。 第二に、町の
復旧復興
については、
津波被災地
において、
防災集団移転促進事業等
の
事業着手
が着実に進展しており、
町づくり
の
動き
が本格化しつつある
状況
を踏まえ、
東日本大震災復興交付金等
により、引き続き
復興まちづくり
の
加速化
を図るために必要な
経費
として、一兆三千二百九十六億円を計上しております。 第三に、
産業
の振興、雇用の
確保
については、着実に進んでいる
産業
の
復興
の
動き
を確実なものとするため、被災した
中小企業
や
農林漁業者
などの
復旧復興
の
取組
を引き続き
支援
するために必要な
経費
として、千三百六億円を計上しております。 第四に、
原子力災害
からの
復興再生
については、
福島
の
復興再生
について、
除染
、
放射性物質汚染廃棄物処理
を加速するとともに、昨年八月の
避難指示区域
の
見直し完了
を受け、
福島再生加速化交付金等
により、
長期避難者
のための
支援策
、
早期帰還支援策等
を引き続き
推進
するために必要な
経費
として、六千六百億円を計上しております。 そのほか、「新しい
東北
」
先導モデル事業
などの
実施
に必要な
経費
として、
所要額
を計上しております。 なお、
東日本大震災復興特別会計
においては、
復興庁所管予算
に加え、
復興加速化
・
福島再生予備費
や
震災復興特別交付税交付金
など、一兆四千二十三億円を計上しており、
東日本大震災復興特別会計予算
全体では、三兆六千四百六十四億円を計上しております。 以上、
平成
二十六年度の
復興庁予算
の
概要
について御
説明
申し上げました。 何とぞよろしくお願いいたします。
蓮舫
10
○
委員長
(
蓮舫君
) 以上で
所信
及び
予算
の
説明
の聴取は終わりました。 本件に対する
質疑
は後日に譲ることといたします。 この際、
坂井復興大臣政務官
から発言を求められておりますので、これを許します。
坂井復興大臣政務官
。
坂井学
11
○
大臣政務官
(
坂井学
君)
地震
・
津波災害
からの
復興
に関する
事項
を担当するとともに、
岩手復興局
及び
青森事務所
に関する
事項
を担当いたします
復興大臣政務官
の
坂井学
でございます。
関係
副
大臣
そして
政務官
とともに、
根本大臣
を支えてまいります。
蓮舫委員長
を始め
理事
、
委員各位
の
皆様方
の御指導、御
協力
よろしくお願い申し上げます。 ─────────────
蓮舫
12
○
委員長
(
蓮舫君
) 次に、先般本
委員会
が行いました
委員派遣
につきまして、
派遣委員
の
報告
を聴取いたします。
高階恵美子
君。
高階恵美子
13
○
高階恵美子
君
報告
いたします。 去る
平成
二十五年十二月十八日、
宮城
県において、
東日本大震災
の
被災地
における
復旧復興状況等
の実情を
調査
してまいりました。
参加者
は、
蓮舫委員長
、
熊谷
大
理事
、
佐藤ゆかり理事
、
増子輝彦理事
、
礒崎哲史理事
、
若松謙維理事
、
和田政宗委員
、
田村智子委員
、
中野正志委員
、そして私、
高階
の十名でございます。 今回の
委員派遣
では、命を守るという
観点
から、主として
医療
、
保育等
の分野を
中心
に
調査
を行いました。以下、
調査
の
概要
について御
報告
いたします。 現地におきましては、まず、バスの車中で、
復興庁宮城復興局
から管内の
復旧復興
の現状と
課題
について
説明
を聴取した後、
仙台
市にある
独立行政法人国立病院機構仙台医療センター
を訪れました。 同
センター
は、三十一
診療科
、総病床数六百九十八床から成り、
東北ブロック災害拠点病院
、そして
宮城
県
基幹災害医療センター
として機能しております。同
センター
の
和田院長
によれば、毎年一回、
災害対策
の
机上シミュレーション
や
トリアージ訓練
を
実施
しており、
震災
の際にはそれが生かされたとのことであります。また、
震災
の
教訓
として、
電気
や水の多重的な
確保策
は講じていたものの、
貯水槽
の
損壊等
により
病院機能
が低下したこと、
情報通信機能
が途絶し
情報収集
に苦労したことなどが挙げられました。 同
センター
は、
宮城
県の
広域防災拠点構想
により
隣接地
に移転することになっており、建て替えに当たっては、建物を
免震構造
にするほか、
ドクターヘリ
の
運航拠点
としてヘリポートを
整備
する
予定
とのことであります。
派遣委員
との間では、
広域防災拠点
の
重要性
、医師、
看護師
の
確保状況
、
広域医療連携
の
在り方
、
LPガス等災害
に強い
エネルギー源
の
確保
、
災害
時の
通信連絡手段等
について
意見
が交わされました。 次に、
宮城県庁
において、
村井知事
及び
県当局
から
復興
の
進捗状況等
について
説明
を聴取しました。 県の
説明
によれば、
ライフライン等
の
復興
が進んでいる一方で、
海岸保全施設等
の
整備
には時間を要するとのことであります。また、
宮城
県の
県外避難者数
は約八千二百名ですが、県では、
県外避難者
の
帰郷支援
に関する
方針
を定め、県の
東京事務所
に
県外避難者支援員
を配置するなどの
施策
を講じているとのことでありました。
東日本大震災
における
医薬品
の
供給
については、
震災
前に
関係団体
と締結した協定が機能し、
県薬務課
に
宮城
県
医薬品卸組合
の
職員
らが常駐するとともに、
医薬品
に精通した
卸業者
が
医薬品
の受発注、
配送
を行ったとのことです。
課題
として、
連絡手段
が途絶した
医療機関等
への
医薬品
の
配送
、
受診者
の増加による
病院勤務
の
薬剤師
の
不足等
が挙げられました。
派遣委員
との間では、
災害
時に必要な
医薬品
を迅速に届けるための
医薬品管理
の
在り方
、
県外避難者
の
状況
、
防潮堤建設
の
在り方
、
保育所
の
復旧状況等
について
意見交換
が行われました。 次に、
名取
市の
株式会社バイタルネット名取物流センター
に赴きました。
同社
の取締役でもある
東北医薬品卸業連合会
の
一條会長
、そして前
宮城
県
薬剤師会会長
である
生出日本薬剤師会
副
会長
に御
出席
をいただき、まず
一條会長
より
説明
を聴取しました。
説明
によれば、
震災
により
医療機関
と
卸業者
間の
オンライン発注システム
が麻痺し、
通信手段
も途絶え、
東北
自動車道も通行止めとなる中で、
同社
では、
医薬品
の
配送ルート
を
新潟経由
に変更するとともに、
名取物流センター
から
同社
の
支店
、
支店
から
医療機関
までの
配送
は、
職員
が直接出向き、
人海戦術
により
対応
したとのことです。なお、
震災
の
教訓
を踏まえた今後の
課題
として、
慢性疾患
の
常用薬
など
被災者
のニーズに応えた
医薬品
の
供給
、
卸業者
における
物流機能
の
分散化
、
医療機関
における
医薬品
の
備蓄拡大等
が挙げられました。 次いで、
派遣委員
との間で、
災害
時の
通信手段
、
全国
からの
支援医薬品
の
活用
の
在り方
、
医薬品製造
に際しての
リスク分散
の
必要性等
について
意見
が交わされました。その後、
医薬品
の
保冷庫等
の
施設
を視察いたしました。
最後
に、
岩沼市立東保育所
に移動し、
井口岩沼市長
、
木皿所長
に所内を案内いただき、
子供たち
の
保育状況
を視察するとともに、
説明
を聴取しました。 木造で築四十年の同
保育所
は、
津波
により
床上浸水
の被害を受けたため、
安心
、安全の
観点
から
休所
とし、市の財源と
仮設住宅
の
建設メーカー
などの
支援
により、十分な土盛りをした上で
仮設施設
を
建設
して、昨年四月に再開したとのことであります。また、本格的な
保育所
の
建設
は、
防災集団移転促進事業
の
移転地
に、
当該事業
の
進捗状況
を見ながら行う
予定
とのことであります。
派遣委員
と
井口市長等
との間では、
保育所建設
に対する
支援
の枠組み、
岩沼
市の千年希望の
丘構想
の意義などについて
意見交換
が行われました。 以上が
調査
の
概要
でありますが、大
規模災害
においては、
医療
に係る
情報通信機能
の
維持
、
医療機関
における
電気
、水などの多重的な
供給体制
の
強化
、必要とされる
医薬品
の安定的な
供給等
が極めて重要であることを改めて強く認識した次第であります。
最後
に、私どもの
調査
に御
協力
をいただきました
皆様
に対し厚く御礼を申し上げますとともに、
被災地
の一刻も早い
復旧復興
が果たされますようお祈りを申し上げまして、
派遣報告
を終わります。
蓮舫
14
○
委員長
(
蓮舫君
) 以上で
派遣委員
の
報告
は終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十七分散会