○石上俊雄君 民主党・新緑風会の石上俊雄でございます。
本日は、
消防の関係から、太陽光発電とキュービクル式非常電源専用受電設備の接続の関係と、さらには非常用エレベーターについて
質問をさせていただきたいのと、さらには、放送の関係から、4K、8K、このテレビの普及について
質問させていただきます。さらには、ICTを活用したモバイルアンドデジタルヘルスについて最後に
質問をさせていただきたいというふうに思います。以上四点
質問をさせていただきたいと思いますので、
是非よろしくお願いしたいと思います。中には規制改革ホットラインの中に記載された内容もありますけれども、今日
質問させていただく内容で疑問点をしっかりとクリアにして効率的な
推進につなげてまいりたいと、そういうふうに思いますので、
是非お願いしたいと思います。
それではまず、太陽光発電とキュービクル式非常電源専用受電設備との接続について
質問をさせていただきたいと思います。
まず、ちょっと現状を
説明させていただきたいと思いますが、太陽光発電というのは、これはもう皆さんも御存じだと思いますが、戸建て住宅にその電気を使うというのは、これは何ら問題ないんです。しかし、マンションとか共同住宅で使用するとすると、これ新築の場合はうまくいくんですけれども、既に建っているマンションに接続しようとすると、これ、ちょっと待ったというところに行く
ケースもあるというふうに聞いているんです。それがなぜかというと、これは
消防の関係があるからなんですね。
キュービクル式受電機というのが何で必要かというと、その使用する電力の量によって何ボルトで引き込むかというのがこれ決まっておりまして、大型のビルとか商業施設とかマンションというのは大体六千六百ボルトで引き込むんです。我々の家庭は電信柱のところで変圧されて百ボルト、二百ボルトで引き込みますけれども、マンションの場合は大体六千六百ボルトで引き込んできて、そしてキュービクル受電設備というところで変圧をして各マンションの部屋に落とし込むという、こういうルールになっておるわけですよ。
その中で、何で
消防と関係があるかなんです。ここが、マンションで火事がありましたと、そのときに、要はスプリンクラーも動かないといけない、さらには排煙するモーターも動かないといけない、さらには電灯も付かないといけないということですね。たしか、マンションで火事が起こると多分それぞれの部屋に送り込んでいる電気は大本で止まります。しかし、この受電設備のところに大本から来る電気というのは生きていますので、そこに
消防用の非常電源というのをしっかりつなぐ、これが認められているわけです。これは、何ですか、電力会社から安定した供給があるということを前提にマンションとかというのが認められているわけですね。
しかし一方、商業施設とかというのは、そうはいってもたくさんの人が出入りするので商業施設等には認められていないんです。ですから、非常電源というのは自家発だったり蓄電池というのをしっかり備えないといけない。それがマンション的な集合住宅、共同住宅についてはこれが認められていると。そこが既存のマンションについて太陽光発電を接続しようとしたときに認められないという
一つになっているんです。
なぜ認められないかというと、太陽光発電は不安定だから、もしそこで悪さしたときにどんと非常用電源にも悪い影響が生じて全部使えなくなってしまうという、安全の配慮的なところから
消防的に認められない、認められない
ケースがあるというふうになっているわけです。
それはどこで分かるかというと、そのキュービクルの認定を行う
総務省の
消防庁登録認定機関の日本電気協会発行の冊子というのがあるんです。「
消防用設備等の非常電源となるキュービクル式非常電源専用受電設備認定
制度のご紹介」という、こういう冊子があるんですよ。そこの中のQアンドAという中で、認定キュービクルに太陽電池発電設備を接続することは可能かという問いに対して、先ほど申し上げましたように、新設時に接続することは何ら問題ないと、しかし、既に建っているマンション設備に対して新たにそのキュービクルに太陽電池とかというものを接続しようとすると改造という形になるので、一度所管の
消防署に
説明して指示を受けてくださいということになるんですね。そんな中である
ケースにおいては認められない
ケースも出てくるということになるわけです。この改造についてはとにかく所管の
消防署、さらには製造したメーカーさんにしっかりと指示を仰いでくださいという、こういうルールになっているんです。
ここからが
質問なんですが、この冊子を読むと、太陽光発電というのは先ほど言ったように新築のマンションでは接続することは可能だと。そもそもそういったものを配慮して造りますのでこれは可能だという
意味だと思うんですが、既存のマンションでは許可にならない
ケースがあるというふうにこの文章を読むと捉えられるんですけれども、そういう考えでいいのかといったところと、実際に
消防署で連絡して判断したときに太陽光のキュービクルへの接続が認められない
ケースというのが生じているというふうに聞くんですが、どういう
ケースが認められないのか、その辺についてちょっとお聞かせいただきたいというふうに思います。