○主濱了君 ありがとうございました。
続きまして、
過疎対策の抜本
見直し、これは先ほど
提案理由の中にもありましたけれども、
過疎対策の抜本
見直しについていかが考えているかと、こういうことなんですが、背景がいろいろありまして、まず、国立社会保障・
人口問題研究所、ここの
人口推計を見ますと、
平成七十二年、二〇六〇年なんですけれども、このときの
人口、今から約五十年後になりますかね、の
人口は、
日本の
人口は八千六百七十四万人と、かなり下がっている、そういうふうに推計をされているところであります。
もうちょっと詳しく見ますと、
都道府県別の総
人口の推移を見ますと、
平成二十二年までには三十八道府県で総
人口が減少をしていると。更に五年後、再来年になりますか、
平成二十七年、四十一これは道府県でやはり総
人口が減ると、こういう
状況。更にその五年後、
平成三十二年には今度は四十六
都道府県で総
人口が減少すると。残ったのは沖縄だけです。沖縄だけが減らないと、こういう
状況です。それから三十年後、これは
平成五十二年ですけれども、これは全ての
都道府県で
平成二十二年の
人口を下回る見込みであると、こういったようなこと、推計されております。
それから、この
平成五十二年の指数ですけれども、
平成二十二年を一〇〇とした場合の指数、三十年後の指数ですけれども、ベストファイブが沖縄、東京、滋賀、愛知、神奈川と、こういうところであります。それから、ワーストファイブが東北と実は四国と、こういうことで、
寺田先生のところも入っていますし、私のところも入っていますし、
吉良先生のところも入っていると。こういうふうに、それが大体七〇前後なんですね。三〇%も減ってしまう、こういうふうな
状況であります。
今後、短期間のうちに
日本の
人口が激減する中で、これまでの
過疎対策で果たしていいのか、これをしっかりと考えなければいけない。そのこれまでの
過疎対策だけでいいのかということについて私自身は不安を覚えるわけであります。この観点からの
過疎対策の抜本
見直しについて、もし考えていることがあれば、考えていることがあればお教えをいただきたいと、こういうことであります。
この問題はもう本当に与野党を超えた問題である、
日本そのものの問題であると、こういうふうに考えないといけないし、それから、私どもも、さっき言ったように大分
人口が減ると予想されておりますが、そのまま推計のとおり下がってなるものかといってやっぱり頑張るわけですけれども、まず、国の方のその抜本的な
見直し、いかがあるのか、これについて伺いたいと思います。