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増子輝彦君 よろしく
お願いしたいと思います。
それでは最後に、今のエネルギーの関連といえば関連なんですが、福島第一原発の
汚染水、大変深刻な状況であります。昨日も、報道で御案内のとおり、ああいう問題が出てしまっているということ、高濃度
汚染水二百三トンが誤送ということ。これ、人為的なミス、それも人為的に故意なのか、分かりませんが、極めて今問題にある状況であります。
実は、
大臣にも何度か是非福島の方に足を運んでほしいという
要望を
お願いしておきました。いわゆる地下水バイパスの問題、やっぱり漁民の、漁業
関係者の
皆さんにとっては死活問題であり、苦渋の決断を今回されました。
大臣もようやく、体は小さいんですが割と腰が重くて、私、心配していたんですが、速やかに今回漁業
関係者と会っていただいたということ、漁業
関係者は本当に喜んでいますよ。この前は、何をやっているんだ
茂木はと言っていたのが、今は、
大臣来てくれて良かったというふうに言っていますから。これ、大事なところなんですね。ここのところは、
大臣、しっかりと地下水のバイパスの放水、海に放出するというのは本当に重要だと思います。一種類まだ
基準値を上回ったお魚が今操業停止になっていますから、今後どういう形になってくるか分かりませんが、非常に重要な課題です。
そこで、今回の高濃度の
汚染水二百三トン誤送を含めて、余りにも
汚染水の問題が多過ぎる。これが本当に総理が言っているアンダーコントロールなのか、シチュエーション・アンダー・コントロールなのか。私は到底そうは思えない。
やはり、作業をやっている方、一生懸命やっていると思うんです。しかし、その作業員の中にも三層、四層、五層と、いわゆる下請から下に下りていくとなかなかこの管理ができないという、極めて今深刻な問題も出てきているんですよ。ここのところをどういうふうにしていかなければいけないか。ALPSの問題もそうなんですね。なかなか
計画どおりいかない。これはもう福島
県民のみならず、やはり何か少し状況が良くなるんだろうなと思うと
汚染水の報道がぱっと出てくる。またこれ、風評被害始め、福島は危ないんだなと。
先日、町田市に行って浪江や富岡から避難されている方との懇談会もしてまいりましたけれども、やっぱりふるさとに戻りたい、富岡の夜の森の桜を見たい、浪江の桜を見たい、そういう思いを持っている人がたくさんおられるんですね。
そういうことを含めて、やっぱり今一Fの収束、
汚染水の処理というのが極めて重要な喫緊の課題だと思います。これ、糟谷対策監も本当に必死になってやってくれているんで、私、頭が下がる思いなんですが、
大臣、是非この問題についてもう少ししっかりとやっていただかないと、多分これ、オリンピックだってひょっとしたらできなくなる可能性もありますよ。来年、実は島嶼サミットがいわき市で行われるんですね、御案内のとおり。これ、
汚染水の問題がこのままの状態であれば、ひょっとしたら福島の原発が依然としてそういう状態なら島嶼サミット本当にやれるのかどうかという問題まで出てくる可能性が私はないとは言えないんです、そう思うんです。
ですから、ここは
大臣、しっかりと
対応していただかなければならない。今回のこのいわゆる高濃度の
汚染水の誤送を含めて様々な問題がありますから、これらに対する
大臣としてのしっかりとした対策と覚悟と決意を是非述べていただきたいと思います。