○糸数慶子君 日米合意文書、五・一五メモで米軍の活動を妨げない限り立入りを制限しないとしている水域内についても立入り制限をする、つまり、継続活動に
住民らの抗議行動が当たるとして拡大
解釈をしていこうとしているのではないでしょうか。抗議行動を取り締まる構えで水域でのその区域を広げていこうとする。そういうことは民主的な民意を弾圧するようなものであり、警備やそれから取締り、そして多くの
国民はもとより、このような
状況は国際社会の理解も到底得られないというふうに思います。辺野古移設に関して、
環境破壊や、それから人心の疲弊、そして地域
住民の対立、あるいは経済的な面から見ても、この水域の拡大に関しては無謀な計画であります。
今、きちんと答えておりませんけれ
ども、実際には、今日のこの
地元の新聞にはこのように紹介されております。今日の合同
委員会の中でいろいろこれからの取決めが発表されていくであろう、二十四日には閣議決定がされて公示されるであろうというふうに言っておりますけれ
ども、再三私が申し上げておりますように、この普天間飛行場の県内移設は七割以上の沖縄県民が反対をしています。そういう民意を踏みにじって強権的に物事を進めようとしている、それは民主国家としてあるまじき姿であるということで容認できません。
今、正式なお答えはございませんけれ
ども、
政府は、このシュワブの提供水域に関する五・一五メモの
解釈を変更することで、ボーリングの
調査海域に近づくカヌーなどの活動に対しても刑特法を適用して取り締まることが可能だとの
見解をまとめているというふうに聞いておりますけれ
ども、やはりこれに関しましても、このことをもし強行するのであれば、沖縄では流血の惨事が起こるような
可能性もあります。
是非、水面下で
国民の目を逃れて米国と
協議を進めるのではなく、堂々と表に出して
議論していただきたいと要望いたします。
制限水域の見直しに関しては、是が非でも移設を強行しようという今の安倍
政権の意図があるのは明らかであり、移設に反対する民意を踏みにじっての策動は許し難いものがあります。むしろ、普天間の県内移設、そして今の辺野古への移設を強行すること、そのことを撤回することが沖縄県民の民意に沿うものであり、民主主義国家の本来のあるべき姿であるということを強く申し上げまして、私の質問は終わりたいと思います。
ありがとうございました。