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アントニオ猪木君 元気ですか。元気があれば何でもできるということで、元気があればワインも飲めるということで、両
大臣、ワインはお好きですか。外務省は
外国のお客さんがたくさんおりますから、ワインのクラスによってそのお客さんのランキングが決まるという話も聞いていますが。かつて、鈴木宗男さんの娘さんである貴子さんというんですかね、
在外公館のワインの質問をしているようですけど、約三万四千本、
在外公館。私もワインが大好きで、いい仲間と時々ワインの会をやっていますが。
それよりも、今日は、今からちょうど六、七年前でしょうか、モルドバというところに行きました。仲間と食とそれからスポーツ交流、いろんなテーマを含めましてモルドバに訪問したとき、大統領からの招待もありましたが。
このモルドバというのは、かつて、ウクライナのすぐ隣で、旧ソ連の
時代の核の保有庫というんでしょうかね。それで、国土の三分の二ぐらいがブドウ畑で、そこの中に地下蔵がありまして、世界遺産になったんでしょうかね、それともギネスに載っかったんですが、全長、全部縦横合わせると二百キロになる。距離にすると東京から静岡ぐらいの距離になるんですが、その地下蔵にも入りましたが、まあ見事な
本当に地下蔵になっておりまして、その中に迎賓館みたいな形になって、そこでワインを大分飲みました。エリザベス王家もここにワインを預けております。非常にモルドバワインの愛好者でもあると聞いていますが。
当時、ゴルバチョフ政権のときにアルコール統制が起きまして、八六年以後、生産はしていますけど表に出ていないということで、非常に私もワインを堪能しました。で、昼間から飲んだものですから、おおモルドバよ、君たち世界遺産、俺たち飲み過ぎて太田胃散というので、非常に受けていましたけど。まあ、そのぐらい
本当にワインを飲まさせてもらって。
今日のテーマはワインじゃないんです、
本当は。そのモルドバの中にあります沿ドニエストルという国が、かつてロシアの
時代に、ソ連の
時代ですね、ここは武器の、何というんでしょうかね、保有庫、保管庫ですね、
本当にいろんな武器があり、そしてちょうどモルドバから独立宣言をして、国連ではまだ認められておりませんけど、事実上もう半分独立したような形で自分たちで自治をやっております。そこには
本当に核の問題、あるいはありとあらゆる武器が保管されているということを聞いております。ちょっとそこも行ってみたいなと思って行ったんですが、立入禁止で入れてもらえなかったんですけど。
その沿ドニエストルの、今クリミアのこういう問題がありまして、そして人口は多分ソ連とそれからモルドバ、それからウクライナってとこでしょうね、大体三割ずつぐらいの人口なんですが。この問題は、今回一番、総理も行かれて、核セキュリティ・サミットの中で余り話題になっていないと思うし、また皆さんの中に認識がないんじゃないかなと思います。その辺の、沿ドニエストルについて、もし知っていることがあればお聞かせください。