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木下委員 今のお話なんですけれども、各教育
委員会にある程度委ねられる。ここは私はポイントだと思っているんです。
まず最初に、資格の話なんですけれども、資格に充当するような形の、英検であるとかそういうものを取るというのはいいことだと思っているんです。
私は、ただ、もっとこれは突っ込むべきだと思っていて、例えば、私が言いましたけれども、一般
企業で、TOEICで七百三十点以上とれなければ給料も上がらない。それと同じように、外部の試験であったとしても、何点以上とれないと、もしくは何級以上じゃなければ資格はまず持てないし、それがなければ
給与も
給与評価も変わってくる。ここまで私はやるべきだと思っていて、そういう話になったらどうなるかというと、国はある程度その認定はしたとしても、最終的には各教育
委員会に任されている。
これが私は一つ問題だと思っていて、そうしたら、教育
委員会にそれを任せていればどうするかというと、評価なんかしないんですよ。結局、それが問題だったわけですよ。教育
委員会に任せていったら、自分たちの中でなれ合いがあって、しかも、いじめの問題であったり体罰の問題であっても隠蔽をしたりとか、そういう問題から今回の教育
制度改革につながってきているんだと私は思っています。
そうなれば、何が問題になるかというと、今回の、A案だ、B案だ、C案だというふうに検討されている
部分、ここの
部分は、今までの教育
委員会
制度というのはやはりやめなきゃだめなんじゃないか、私はそういうふうに思っています。
これはちょっと、余り言いたくはないんですけれども、この間、与党自民党の教育関連の小
委員会をやられている方、余り誰とは言えませんけれども、重鎮の方に、何とかA案で決まらないんですかとちょっと廊下で会って話をしたんですよ。そうしたら、いやいや、そんなわけにはいかぬ、こんなもの、だって、橋下みたいなやつが首長になったらえらいことになるやろう、こんなことを言うんですよ。
これは僕はすごいなと思うんですけれども、政治家って怖いなと思うんですよね。面と向かってそんなことは普通言わないですよ。しかも、教育のことを論じているような人たちがいきなり僕の前に来てそういうことを言って、えっと思ったんですけれども。
それは置いておいたとしても、さっきの話で、もともと……(発言する者あり)普通は話さないですよね。普通はここで話さないかもしれないけれども、やはりちょっと話させてもらいました。
英語教育の話であるとか、それから高校無償化の話であるとか、これは大阪で先にやっていますという話で、なかなか難しいけれども、国がやるのには
予算が限られているからと言われていました。
大阪は何でできたか。これは、橋下徹が府知事になったときに、まず最初に、どんどんどんどん無駄を省くために、文化施設であるとかそういうものの
予算を削っていったんですね。そこで浮いた金を思い切って教育に突っ込んだ。これができたんです。これをやれるのは誰ができるかといったら、教育
委員会はできないわけですよ。やはり、首長が教育に対しての思い入れと責任をしっかり背中に背負って決めていくということが必要なんだろう。
先日もうちの中田議員が言っていましたけれども、そうなったら暴走する可能性があるじゃないかと。そうなったときにあるのが何かというと選挙なんだということだと私は思っておりますので、ぜひとも、
下村大臣はもともといわゆるA案で進めようというふうにおっしゃられていたと私は思っていますので、いろいろな方々の御意見はあるかもしれませんけれども、しっかりと前に進んでいただきたいなと思います。
教育の話、ほとんどこれで終わってしまいまして、せっかく茂木
大臣に来ていただいたのにほとんどお話しするあれがなくて申しわけなかったんですけれども、ここで少しお話をかえさせていただきまして、エネルギー基本計画のお話をさせていただきます。
このエネルギー基本計画の話も、今、
経済産業省で、エネルギー基本計画ということで、基盤となる重要なベース電源という形で原子力発電を位置づけるような形のことを今検討されていて、そうはいいながら、原子力発電によるエネルギー依存度は将来できる限り下げていくというふうに総理もいろいろなところで御
答弁されています。
これは、自民党の中でもいろいろ御
議論があったというふうに聞いておりますけれども、もともと公約の中ではエネルギー依存度を下げていくんだというふうに言いながら、重要なベース電源では、これはちょっと国民にはわかりづらいんじゃないか。ましてや、先日のいろいろな報道機関のアンケートを見ていると、再稼働に関して、国の安全
基準をクリアしていたとしても再稼働反対というのが何と五〇%以上になっている。
こういう状態の中で、今回、次に出てくるエネルギー基本計画、ここの中で、ちょっと私は曖昧だと思っているんですね、重要なベース電源というのと原子力発電の依存度を下げていくというのは。ここについて、茂木
大臣、今どういうことを検討されているかということを、一言お願いいたします。