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藤井(孝)
委員 日本維新の会の
藤井孝男でございます。
ただいま我が党の
石原代表から、特に安全保障、そして自衛隊・防衛省のさまざまな活動についての
質問がありましたけれども、私も、この点につきましては後ほど
質問をさせていただきたいと思います。
まず初めに、
総理に申し上げたいと思います。これは
質問をする前にですが。
きのう、実は、御承知のとおり、建国記念日でありました。私も、地元岐阜県岐阜市におきまして、私が会長をしております
会議におきまして、これは毎年、建国記念日の式典を開催しておりますけれども、そのときに、歴代の
総理で初めて
総理が談話、メッセージを発せられましたね、これを会場で全文朗読をいたしました。そして、披露いたしましたところ、万雷の拍手で、こうした
総理の談話、メッセージというものが非常に評価が高かったということをまず申し上げておきたいと思います。
それでは、
質問に入らせていただきますけれども、この一年間、特に
総理は外交日程を精力的にこなされた。本当に、私も、
総理のこの二十回近い外交活動というのは、これは大変私はすばらしいことだと思いますけれども、一方では、大丈夫かなと。
総理は、御自身が一番よくわかっていらっしゃるように、大変な難病を抱えておられましたが、今それが回復されて、元気な姿で本当に力強く思いますけれども、しかし、何といいましても
日本の
総理でありますから、そして、リーダーとしての活躍はもちろん期待しておりますけれども、どうか、その点、余りテンションを上げ過ぎて、心配をしている国民の皆さん方も結構いらっしゃいますので、ぜひその辺も御自愛いただきたいな、こんな思いであります。
そこで、昨年の臨時
国会で最大のテーマとなりました特定秘密保護法案について
質問をさせていただきたいと思います。
この法案は二つに分かれておりまして、いわゆる国家安全保障
会議の設置、それからもう
一つは特定秘密保護法、この二つがあるわけでありますけれども、特に特定秘密保護法が、これは報道機関によるものなのか、誤った、誤解と申しましょうか、そういったことで伝わっている。要するに、国民の、我が国の民主国家、報道の自由であるとか、あるいは知る権利だとか知らせる権利、それが侵されてしまうのではないか。
先ほど、
石原代表もその点についてちょっと触れましたけれども、そうした誤解を招く、まさに誤解だと私も思っておりますけれども、しかし一方では、こうした大事な、これまでそうした
規定がなかった。そういったものについて、もっと正しく、しっかりとしたものにつくり上げていかなければならない。この法案を施行するまでにはまだ時間がありますけれども、その間いろいろ検討されると思いますけれども、やはりこういった問題についても、しっかりとした機関を設けてチェックをしなければいけないと思います。
ですから、まさに第三者機関のチェックというものがいかに大事であるかということを私どもは主張し、そして最終的には、臨時
国会の十二月に四党合意というものが、修正合意がなされたということで、これも大変よかったなと思っております。
そういった中での
論点は、今申し上げたように、やはりチェック機関をどのようにしてつくるのか。特に、
内閣府に設置されます、これは森
大臣が担当だと思いますけれども、独立公文書管理監あるいは情報保全監察室、これは近いうちに局に上げるということを
総理がおっしゃっておりますけれども、私どもはできるだけ早く局に格上げしていただきたいと思っていますが、このチェック機能に関する要件というのは、私なりに五つあるんだろうと思います。
一つ目は、やはり、この監察局と申しましょうか、これは米国の情報保全監察局のような大変な権限を持たせなければいけない、そういったことを、しっかり独立した形の中で権限を持たせなければいけないということが
一つあるんじゃないかと思います。
それからまた、公文書管理監というのは、役人が担うのもあるかと思いますけれども、私は、外部から登用して、これを
国会での
同意人事事項にした方がいいんじゃないか、はっきりと、そこはしっかりと
国会同意人事事項にすべきではないかというふうに思います。
それから三つ目は、各行政機関にも監視の窓口を設置して、そして連携体制をしっかりつくるべきではないか。
四つ目は、この新組織は、やはり法律によって制定すべきではないかというふうに思います。
最後の五つ目は、よく言われますように、公益通報者保護制度の利用、つまり、不正な指定に対して良識ある内部告発者が守られるということも大事じゃないか、こういったことを
指摘してまいりました。
そういった中で、先日、予算
委員会の中で我が党の山田宏
委員が、
質問の中で、米国の情報保全監察局が持っている各行政機関への強力な調査権や報告書の請求権、また秘密解除勧告権などの権限が
日本にも必要だとただしたんですけれども、森
大臣からは、その
答弁として、十二月五日の四党合意のとおり、こういったものを権能としていく、そういうふうに考えておりますという
答弁がありました。
この
答弁、私は議事録を見たのですけれども、ちょっと明確でないような、何か抽象的な
答弁になっていますけれども、この点について、もう一度確認をさせていただきたいんです。もうちょっと明確に
答弁していただけないでしょうか。