○後藤祐一君
民主党の後藤祐一でございます。
私は、
民主党・
無所属クラブを代表して、
石原大臣に対する
不信任決議案に
賛成の
立場で
討論を行います。(
拍手)
まず、本日の
衆議院環境委員会において予定されていた
一般質疑において、
石原環境大臣に対する
質疑を
野党が要請していたにもかかわらず、
与党がこれを拒否し、
質疑ができませんでした。
石原大臣の、
国民、とりわけ
福島県民に対する
説明責任を
与党は余りに軽視しているということに、強く抗議するものであります。
石原大臣の、
最後は
金目発言については、
福島県民、とりわけ大熊、双葉両町民の思いを踏みにじるものであり、全ての前提である信頼関係を破壊してしまった点で、これだけで
環境大臣たる資格がないことは、既にこれまで多くの
皆様の御
指摘のとおりであります。
昨日の
参議院環境委員会において、
最後は
金目でしょうとの
発言の真意を、
石原大臣はこう言っています。
最後は予算をしっかりと確保してさまざまな
要求にしっかりとお応えするという意味、このように
大臣は答弁されておられますが、品位がないため
撤回した
金目でしょうという部分だけではなく、
最後はという部分も、大変問題ではないでしょうか。
つまり、予算措置を講じるということは、
地元の御理解を賜る一つの方法にすぎません。順番として
最後という言い方が、結局は、
最後はお金で決着をつけるという
大臣の
考えがにじみ出ているのではありませんか。
最後は予算をしっかりと確保してとのその
最後はという部分、これについても、きのうの答弁を
撤回することを
要求します。ぜひ本日中に
撤回していただきたい。
石原大臣、
中間貯蔵施設について、
福島県知事や町長あるいは
議長を初めとする政治家の
皆様、こういった方に対してはお話を伺っているようです。しかしながら、先ほど来何人かの方が御
指摘しているように、五月三十一日から六月十五日まで十六カ所で開かれた
中間貯蔵施設に関する
住民説明会には、一度も出席しておりません。東京でやったものもあるんです。
また、
住民説明会だけではなく、これは
環境省の事務方に確認したんですが、
中間貯蔵施設に関する大熊、双葉両町の一般の町民の
皆様方から意見を聞く場というのは一度もなかった、このように確認をさせていただいております。
両町民に対しどのように御理解を賜っていくかということを真剣に
考える
大臣であれば、まず、みずから両町民の、
住民の声を聞こうとするものではありませんか、
大臣。
国会閉会後に
福島におわびに行くと
大臣言っておりましたけれども、両町の一般町民から意見を丁寧に伺うべきではありませんか。きょうの朝も記者会見でこのような話がありましたが、はっきりとしたお答えはなかったようです。
そして、今回の
金目発言以外にも、これまで
石原大臣は実に多くの問題を起こしてきております。
先ほども
指摘がありましたが、三月十七日の
参議院環境委員会に
遅刻し、官房長官から厳重注意を受けた、これに加えて、
遅刻の
理由として釈明した
事故による
渋滞というものが、実際には起きていなかった、こんな問題もありました。
さらに、本日
環境委員会で私が追及することを予定していた部分を少し申し上げたいと思います。
石原大臣は、南の島々が大変お好きなようでございます。この一年ほどの間に、公費での出張で三度ほど行っておられます。
そのうち、昨年六月二十九日から三十日の沖縄出張では、昨年の七月四日といえば、
参議院選挙の告示日であります。ここにおられる
皆様も、暑い中で選挙の応援をされていたときじゃないでしょうか。
大臣なら、全国に応援演説に行っているのが当たり前の時期ではないでしょうか。その時期に、沖縄県の座間味というダイビングのメッカでダイビングをしておられます。これはインターネット上で
大臣の写真があって……(
発言する者あり)ちょっと静かにしていただきたいと思いますが、この
大臣の写真の解説に、県警機動隊の潜水隊も四人、私
たちの周りを取り囲むように潜っていた、このような解説もございました。
そして、きょうの朝の
大臣の記者会見でこの点を問われ、
石原大臣はこのように言っています。どの程度サンゴ礁が回復しているのか、潜ってこの目で実感して確かめたと。
日曜日とはいえ、この出張の本来の目的であったサンゴ礁保全に関する国際
会議はこの日曜日まで、まだ行われている最中だったわけであります。いかがなものでしょうか。
さらに、
石原大臣は、
大臣室で昼間からお酒をお飲みになっておられるとのうわさがあります。これは真実ですか。まさか本
会議や
委員会に酒気帯びで来たりしておりませんか。(
発言する者あり)