○畑
委員 この検討の方向を見守りたいと思いますが、これは簡単じゃないんですが、本来であれば、その受け入れについて、監理団体ではなくて、使いたいところがしっかりと受け入れる申請をして、審査を受けられる
体制がいいと私は思っています。
さはさりながら、それは、
海外に支店とか出先がないということも含めて、そこの適正さをどう担保するのかという
部分があるわけですが、そこの
部分も含めてまた規制緩和をするなら、こういうところの規制のあり方というのを本当は
議論していただきたいと思うんです。
もう一つ、これは
質問じゃありませんが、この審査の中で問題だったのは、だめならだめで、早くその見通しを示してもらえればいいんだろうと思うんです。
昨年八月から、
農家が受け入れる準備をしてきた、書類づくりとかいろいろな調整を。そして、二月ぐらいに多分申請したと思うんですが、その途中段階で照会したときに、今慎重に審査しているけれども、もうちょっと待ってくれということで、三月末の段階にあった。それが、どうなんだ、どうなんだという段階で、なかなか難しいようだということをはっきり言われないまま、五月の今の段階に来ているということのようです。
であれば、これは許認可全体の途中の
情報開示のあり方ともかかわるんですが、見通しをもうちょっと示してもらえればいいのかな。つまり、受け入れる場合、基準がありますので、その基準に照らして、今までの
事業内容と申請
内容のそごを来している監理団体である、これは、どの程度のそごかによって、許可、不許可というのはまた変わるんでしょうが、今までの基準からするとかなり厳しいよと、そういうことを早い段階で、二月、三月の段階ではっきり言ってもらえれば、それはそれで
対応のしようもあったのだろうと思います。
こういうことも含めて、
情報開示のあり方も、きょうは
指摘にとどめますが、わかっていることは適時適切に言ってもらえれば、だめならだめだと言ってもらえれば、
農家も
対応のしようがあるんだろうと思います。ぜひともそのことをお願いしたいと思います。
こういう
議論の構造的な問題というのは、やはり
農業の労働力の不足ということであります。建設労働者なんというのは、外国人労働者を入れるかどうかで
議論はあるわけですが、実は、建設労働者というのは、別に時間が来れば減っていくわけで、今入れた場合、後でどうなるかという問題が出ますが、
農業というのは、今ふえて、急に減るものでもなくて、一定の、安定してずっと続いていくものですから、足りないとすれば、そこをどうやって手当てするかというのをやはり今から
議論した方がいい分野だろうと思います。
農業について、
担い手育成とか、あるいは、
規制改革会議で、
農業生産法人の規制
改革で、こういう
経営の観点、誰が
経営するかというところは
議論が続いておりますけれども、こうやって規制緩和をしてきたり、いろいろな多様な主体に
経営をさせることにすればするほど、その下で働く人の労働力をどうするか。家族労働じゃなくなってくるわけですから、そこをどうするかというのが、やはり人手不足の
関係も含めて、これから多分
議論になったり、考えなきゃいけない分野なんだろうと思います。
そういう場合の働き手、実際の労働者をいかに
確保するか。その点、どのような検討をされるのか、どうお考えなのか、
大臣にお
伺いしたいと思います。