○林(宙)
委員 結いの党の林
宙紀です。
きょうの
議論は、いつも以上に大変興味深く聞かせていただいておりました。さすがに、農政においては大きな転換というか、方向性をこれから決めていこうという
議論ですので、
政府側の皆さんの御
答弁もそうですし、また、今回は
野党側から
衆法の
提出ということで、その皆さんの御
答弁もなかなか興味深いなと思いながら聞かせていただいておりました。
質問に先立っては、ちょっと先ほど村岡
委員の方からもお話があったように、これは私ぐらいの年代の世代だと特に多いのかなという
感じがしたんですが、どうして
農業に関してはそれほどまでに大きな
支援をしていくのかということについては、先ほど副
大臣は、副
大臣の御地元では、その辺についてはそんなに大きなそごはないというような趣旨のことをおっしゃっていたんですけれ
ども、私の周りでは、比較的若い世代と言っていいのかどうかわかりませんが、そういう方々に話を聞く機会が結構多いです。
私
たちの世代というのは、先輩方のおかげで、食べるものに困るなどという瞬間がほぼなかった時代、そういう時代に生きてきているはずなので、だからこそ、
食料に関して、そこまで危機感というか、そういうものを身近に
感じたことがないんじゃないかなと思うんです。
だからこそ、例えば、今の時代でいうと、働き先、就職をするというのが少し難しくなっているところがあったりとか、そういう
状況がある中で、要は、公金、国なり自治体なりがお金を出して
支援をしていくようなものがあった場合には、そこには、なぜその人
たちは
支援をされるんだろうという疑問は常について回るんですね、それを私なりにもいろいろと
説明をしていくわけなんですけれ
ども。
それを一般化していいかどうかわかりませんが、やはりこれまでの時代は何となく理解をしていただいた、通用していたものでも、これから、なぜ
農業について国が
支援をするのかということをしっかりと改めて
説明していくというのは、私
たちに課せられた重要な役割なんじゃないかなと思っています。
ですので、きのうも申し上げましたが、私はかなりラジカルなことも言いますが、それはそれで、やはりこの
委員会の中で納得できるところに収束していけば私はそれでいいと思っていますので、ぜひきょうのような
議論を今後も続けていければなというふうに思っております。
先日、本
会議の方でも、登壇して
質疑をさせていただきました。かなり内容を絞って
質問をさせていただいたわけなんですが、いただいた御
答弁の中で、少し曖昧だな、もう少し詳しく御
説明をいただきたいという点が何点かありましたので、これについて、
最初に
質問をさせていただきたいというふうに思います。
まず、
衆法の方の
提出者の方にお伺いをいたします。通告の番号でいうと、ちょっと済みません、前後しますが、十七番から順に行かせていただきたいと思います。
まず、私は、生産調整というものの果たす役割について、もちろん、
一定理解はしているんですけれ
ども、そういったものを戸別所得補償の
交付条件というところにしている、これは私
たちの考えとは少し異なっているということで、これについては削除した方がいいんじゃないのか、そういったことをお伺いしました。
それで、それに対して、
答弁者は玉木
議員だったわけなんですが、そのときにお答えいただいたのが、生産調整に加入することを
要件に求めておりますけれ
ども、こういったことを
制度として行うことによって次第に生産
コストが下がっていきますという文面になっているわけですね。
このこういったことというのは何かというと、その直前に御
説明されていた、いわゆる強制的に規模
要件を課さなくても、だんだんと大きな
農家に集中していくというようなことがビルトインされている
制度ですよということを指して述べられたと思うんですが、私が直接お伺いをしたかったのは、生産調整といったものを
交付の
要件から外した場合にどのようなことが起こり得るのかと想定されているのかということを、玉木
議員の視点からお答えいただきたいと思います。