○
松田委員 日本維新の会の
松田学でございます。
このいわゆる
IR法案がようやく
審議に入りまして、私も、
理事会、
理事懇のたびに、
審議を
促進してほしい、入ってほしいということをお願いしてまいりまして、
関係者の
皆様には感謝申し上げたいと思います。
そこで、本日は、日本維新の会の
提出者に御
質問したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
まず、いわゆる
カジノというものが日本で言われ始めたのが、二〇〇一年、当時の石原慎太郎東京都知事がお台場
カジノ構想ということを出して、それからまた大阪の方でも、大阪府の方で、これは二〇一〇年、大阪エンターテイメント都市構想
推進検討会というのが
設置されました。この東京、大阪の両首長が日本維新の会の共同代表ということでやってきた。昨年六月には、自民党に先駆けて日本維新の会がこの
議員提案をしたということで、まさにこの
IRを
推進する政党ということで先頭を切ってやってきたわけであります。
また、日本維新の会、いろいろな、今いわゆる政界再編という話も出ていますけれども、どういう軸で政治を
考えていくか。今まで大きな
政府、小さな
政府という
議論があったんですが、これから日本にとって一つの対立軸になるんじゃないかと私が個人的に思っていますのは、いわゆるパターナリズムか自立かということですね。いわゆる依存するか自立するかというか、結果として大きな
政府か小さな
政府かというのはあり得るんですけれども、いわゆる人々の
考え方というか、そこで分けていくべきのような気がしておりまして、私は、日本維新の会は明らかに自立ということを目指している政党だと思います。
パターナリズムということで言いますと、このパターナリズムの悪い癖というのは、何か危険があるから誰にもやらせないということ、まさにそういうことであろうと思います。
例えば、
ギャンブル依存症を拡大するからといって自立した
大人にもさせないとか、青少年の賭博に対する抵抗感を
IR施設に家族で行くとなくしてしまうから、だからちゃんとした
大人にやらせないと。先ほども法務省の御当局の御答弁もありましたが、
国民の射幸心を助長し、勤労の美風を害すると。
諸外国で、勤労の美風を害するからだめだと言っている国は余りないんじゃないかと思うんですが、まさにこういうのは個人の選択と自己責任、余計なおせっかいをせずに、パターナリズムを排して、
社会の一部のそういう依存症になるような方々にはちゃんと対策を講じるけれども、自立できる人には選択の自由を与えるというのが、多分、維新の
基本的手法ではないかと。先般、
経済社会改革の
推進に関する
法律案を
議員提案させていただきましたけれども、例えばこういうところにおいても、日本維新の会の自立という
考え方が
基本設計になっているところであります。
こういった日本維新の会の立場からして、この
IR法案、
IRを
推進してきた
考え方、背景についてお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。