○稲田
国務大臣 行政改革、公務員
制度改革、クールジャパン戦略、再
チャレンジ担当大臣、
規制改革を担当する
内閣府
特命担当大臣として、
所信の
一端を申し述べます。
規制改革については、
我が国が強い
経済を取り戻すべく、
成長戦略のさらなる進化を図るため、引き続き強力に
推進してまいります。
医療や雇用、農業を初めとする幅広い分野において、大胆かつ迅速に
規制改革を進めるとともに、所管府省自身が
規制改革に主体的、積極的に取り組むシステムの構築等に取り組んでまいります。
行政改革については、
行政機能や
政策効果を最大限
向上させ、政府への
国民の信頼を得るため、しっかりと取り組んでまいります。
まず、独立
行政法人
改革については、第一次
安倍内閣以来の
改革の集大成として、
政策実施機能の
向上と官のスリム化を図るべく、昨年末に
改革の基本方針を閣議決定いたしました。これに基づき、来年四月から
改革を
実施できるよう、関連
法案を今
国会に
提出し、その
早期成立のため
全力を尽くしてまいります。
また、
行政事業レビューの
取り組みのさらなる
強化等を通じて、引き続き、無駄の撲滅を
徹底してまいります。
公務員
制度改革については、縦割り
行政の弊害を排し、政府としての一貫性ある人材戦略を強力かつ機動的に
推進するため、
内閣官房に幹部職員人事の一元
管理等必要な
機能を有する
内閣人事局を設置するとともに、
内閣総理
大臣や各
大臣を直接支え、その指導性を
強化するための
体制を
整備することを内容とする
法案を、さきの
臨時国会に
提出したところであり、早期の成立に向けて
全力を尽くしてまいります。
クールジャパンについては、昨年策定したアクションプランを着実に
実施するとともに、
地方のすぐれた
取り組みを横展開していくことや、
国民的なムーブメントとして、より多くの
国民が関心を持ち、参加できる
取り組みを行ってまいります。
再チャレンジについて、誰もが仮に失敗しても、意欲があれば多様な機会が与えられ、何度でもチャレンジできる
社会の構築に向け、必要な
取り組みを進めてまいります。
公文書の
管理については、公文書が民主主義の根幹を支える基本的インフラであることを踏まえ、
制度の適正かつ円滑な
運用に努めてまいります。また、国立公文書館の
機能、施設の
あり方について、今後、幅広く
調査検討を行います。また、公文書
管理法の改正については、閣議の
あり方ともかかわるため、政府部内で必要な調整、
検討を行ってまいります。
官民競争入札等・公共サービス
改革については、より良質かつ低廉な公共サービスを提供する観点から、公共サービス
改革法に基づき、官民競争入札等を着実に
推進してまいります。
公益法人
制度については、
制度の
理解促進や活動
情報の発信等を行うことにより、民による公益の増進に一層尽力するとともに、公益認定等
委員会と
協力して、法人の自己規律の確立や適正な法人運営の
確保に努めてまいります。
よきものを守り、伸ばし、改めるべきは果敢に
見直し、前進させる伝統と創造の精神を持って、組織一丸となって取り組んでまいります。
柴山委員長を初め、
理事、
委員各位の御
理解と御
協力をよろしくお願いいたします。