○杉本
委員 みんなの党の
杉本かずみです。どうぞよろしくお願いします。
まず、
伊藤議員からもお話がありましたが、
国交省の関連する沖ノ鳥島の
工事での
事故、五名の方が亡くなられ、二名の方が行方不明という
状況でございます。一刻も早く見つかること、また、亡くなられた方にお悔やみを申し上げますとともに、そしてまた
事故の
原因究明、
再発防止を心からお願い申し上げます。
また、昨日になりますが、ずっと議論をしてまいりましたJR北海道、
経営新体制がスタートをされました。
国交省はずっとチェックを続けていきます、こういうお話を賜っておりますけれども、新
経営陣で新たにスタートを切って、
事故等のないことを心からお願いしたいと申し上げたく存じます。
今、松田議員から、課題先進国というお話がございました。この課題先進国という言葉を今考えたんですけれども、いい意味でいえば、課題解決先進国でありまして、しかし解決できないと、課題直面先進国でそのまま厳しい
状況が続いていくということかと思いますので、非常に総論的な話でありますが、課題解決先進国となるように皆様とお力を合わせて頑張っていきたいと思っております。
今、リニアのお話もございました。一昨日ですが、これは私ごとで恐縮ですが、
地下鉄銀座線でちょっと浅草に行く用事がありまして、雷門を見学している外国人の若い女性に
地下鉄で乗り合わせました。どこの国からいらしていますかと聞いたところ、私どもは目の
関係の会合がありまして東京フォーラムの方に来ているけれども、オーストラリアから来ていますということをおっしゃっていました。今、実は、こういう
法律のことをいろいろ考えているんだけれどもという話をしたら、この
地下鉄のように、値段も安くて非常にパンクチュアルだ、時間が正確だ、オーストラリアにも
輸出してほしいよ、こういうことを言われました。
今回、対象とする国が主に開発途上国というか
新興国というようなところかもしれませんが、今のリニアのお話、私もボストンからニューヨークのアムトラックというのに乗って、それなりの乗り心地は感じておりますが、私が乗った後、大きな
事故があったりとかいうことでありました。
今、東海岸でのビジネスチャンスのお話がございました。私が申し上げたオーストラリアでもそういったチャンスがまた生まれてくるかもしれませんので、
日本全体として、このビジネスチャンスを捉えるように
協力をさせていただければと思っております。
さて、私の問題意識は、我が党はそもそも小さな
政府という考え方でございまして、なかなか官民ファンドというものはポジティブに考えにくいことがございます。
そんな中で、とにかく、安倍政権も言われていますけれども、まず経済が一番である、そしてデフレ脱却が一番であるということの中で、昨日、また消費税が上がりました。そして、麻生財務
大臣のきのうの記者会見でも、
政府の財政上の信認ということが大事だというお話もございました。
そういった意味で、ビジネスチャンスを捉えていくということは極めて大切であり、今回のこの
機構の問題も、そういう側面からはポジティブに受けとめたいと思いますが、一方で、
政府の信認というか財政の健全化、そういった意味から、本当に
リスクをどんどんとっていって大丈夫なのか。申し上げた課題解決先進国になるために、
我が国の財政のこの大変な危機的
状況をどう捉えて、どう乗り越えて解決していくのかという問題があると思っていますので、そんな問題意識を背景に持ちながら、
質疑をさせていただければと思っております。
さて、私の順番になると
質問は出尽くしている感じもあるので、もう寺島さんがされていますけれども、
日本再興戦略、
平成二十五年六月十四日閣議決定の中で、官民ファンドによる公的
支援の指針が示されて、「ファンドの存続には期限を設け、個別の投資
案件は時間軸を設定し、
民間に適切に引き渡すことを前提とする。」こうされております。
まず、今回、
株式会社形式をとっているということの理由をお聞かせいただきたいと思います。