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杉本委員 みんなの党の
杉本かずみであります。
ラストバッターというか、最後の質問者ということなので、皆さん、御協力をお願い申し上げます。
きょうは、
水循環基本法並びに
雨水の
利用の
推進に関する
法律が衆議院を通過したということでございますが、まず冒頭、野党筆頭の若井
理事並びに与党筆頭の望月
理事にもお願いしてございますけれども、三月十一日に三年を迎えた東
日本大震災、言葉では復興加速化という言葉が最も強く言われておりますが、私自身はそこも極めて重要と
思いますけれども、同時に、やはり三年たってみて、見直しをするべき点は見直しをするということで、先般、NHKでも、女川の復興のケースで見直しが行われているやの
お話がございました。そういった、必要に応じた見直しといったものもしていくべきだと私は
思います。
ちょっと冒頭、二つお願いしたいんですけれども、一つは、法案の審議の順番でございますが、これは
委員長に殊にお願いいたしますし、また、皆さんと議論の上でということになりますが、恐らくゴールデンウイーク明けぐらいになると
思いますが、海岸法ですね。
大臣は岩沼市に行かれて、植林の式典にも出られていると
思いますけれども、防潮堤をつくっていくことも大切であるとも
思います。しかし、地域のニーズに応じて、それをいろいろな形で、つくらなかったりということもありますし、議論をしようとしている海岸法の一部を改正する
法律案、このことについては、緑の防潮堤等、極めて
地元のニーズも強かったりしますので、これは
地元の、被災地の地域の議員からも強く要請を受けておりますので、ぜひとも、この法案の審議について、きょう、
水循環、
雨水は、昨年の
国会で衆議院は通過したにもかかわらず成立しなかった。参議院先議で今回はようやっと成立という方向で、衆議院のこの
委員会は通過したわけでございます。そんな
意味からも、海岸法の法案審議というものをできるだけ前倒しでお願いしたいなということを、あわせてしておきたいと
思います。
それから、もう一点、きょうは、朝からずっと私は
質疑を聞かせていただきました。各議員から非常に
内容の濃い質問をしていただいて、非常に勉強になったと改めて思っております。民主党の泉議員が質問に立たれて、河川敷の
利用について森北
水管理・保全局長からも答弁をいただきましたが、私の
地元は、木曽川、一級河川が流れております。
それで、
大臣からもお言葉がありましたけれども、野球のグラウンドの
お話がございました。私の
地元ではソフトボールが盛んでございます。全国でバッティングセンターにソフトボールのバッティングマシンがあるというのは我が愛知県一宮だけと私は認識しておるんですけれども、そんなことで、泉議員は
利用者の声を聞くべきだ、こういうことをおっしゃり、河川保全
利用委員会ともよく相談してという答弁がございました。
私の
地元からの声を、ちょっとこの際伝えておきたいなと思うので、答弁は要りませんが、ソフトボールのプレーヤーの方からは、河川敷、自分たちで一生懸命草むしりをし、水はけの悪いグラウンドでプレーをしています、これを何とか少しでも水はけのよいものに、あるいは自分たちもボランティアで一生懸命やるけれども、少し国や県や市のお力をかりられないものか、こういうことを言われておりました。
さっきの
質疑で改めてそのことを
思い出して、オリンピックも控えておりますけれども、地域の方の健康、医療費の削減、そういったことにつながるスポーツという点からも、
地元の木曽川
流域の河川敷の
整備といったことも、あわせて二つ目のお願いとしてしておきたいと申し上げます。
さて、きょうはまた網羅的に、質問を矢継ぎ早にさせていただきます。いつも申し上げるんですが、各局の御配下の皆さんがたくさん来てくださっているんですけれども、政務三役並びに本当に関係ある局長さんだとか海保の長官とか、そういった方に限らせていただければいいので、私はひねりのきいた質問はそんなにしませんので、御心配なく、お願いして、職務に当たっていただきたいと申し上げておきます。
ちょっと質問の順番を変えますけれども、きょうは
大臣からも積極的な御答弁をいただくというように期待を込めて順番を幾つか変えますが、まず初めに、外国人実習制度といった問題について質問をさせていただきます。
私の
問題意識は、やはり
我が国の
財政は危機的状況にあって、デフレ脱却が必要なんだ、それが先だ。これは我が党の議論でありますし、私もそうは思っております。しかし、一方で、日銀と
政府の共同声明にもあるように、
財政再建に当たって、諸外国を含めて信認を得るということが極めて重要という
意味からいくと、
我が国のトレンドで見るところの人口減少であるとか、そういった問題に対して、やはり避けて通れないものが移民の問題であると
思います。愛国心の強い方々は、そんなことを言うなと言う方もいつもいると
思いますし、私もそういう部分は持っております。
しかしながら、その一方で、喫緊の課題として、三月十九日の読売では、「建設業 五輪・復興で人不足」、そして、本日もたまたま日経に出ましたけれども、「外国人労働者を
拡大」ということで、「建設業で実習延長」「
東京五輪まで期間限定」というような書きっぷりで、外国人の技能実習制度を少し改めてみようというような政策が、
政府並びに与党の自民、公明で練られているやに聞いております。
私の
問題意識としては、やはり人口減少に対して移民と言うと極端過ぎるかもしれないので、期間を区切って外国人労働者を入れて、そしてその方々に所得税を払っていただきたい。二重課税の問題もあるという問題指摘もあるんですけれども、そういった形で、与えられた所与の条件を
我が国はクリアしていかないと、
我が国の未来はない。
財政破綻も防がないかぬ。
そして人口減少も、産めよふやせよという時代も戦後はあったわけで、厚労省の
調査で
我が国の人口は何年に八千万になるとか、それが所与だというふうに諦めるのは政治ではないと思っておりますので、そういった点から、外国人労働者を、五輪だけでなくて、申し上げた復興の緑化の関係もありますけれども、そういった
意味で活用すべきであると私は心から思っておりますが、
国交省として、あるいは
太田大臣としてのお
取り組みあるいは検討を教えていただければと
思います。