○足立
委員 日本維新の会の足立康史でございます。
きょうは、皆様方の御期待にもかかわらず、小泉政務官はお呼びをしておりません。
私も若干反省するところがありまして、とにかく、非営利ホールディングにこだわりにこだわりを見せまして、毎回このテーマを取り上げたものですから、結果的に小泉政務官に毎回おいでをいただいた。
最近、廊下とかでもよく小泉政務官が駆け寄ってこられて、足立先生、文科省は頑張っているんですよとかですね、非営利ホールディングについて。いろいろお気遣いをいただいているものですから、大変申しわけないなと思いまして、きょうは、とにかく、同じように
赤石次長にはお越しをいただいていますので、相も変わらずこのテーマを、できればもう一回、きょうでもう最後、諦めようかなと。最後のチャンスをいただきたいというふうに思って、
赤石次長、ぜひよろしくお願い申し上げます。
午前中に、生活扶助の話、
大臣もお疲れさまでございました。午前中のあの民主党との
審議を見ていても、
大臣も大変だなと思いまして、私のこの
質疑はちょっと休憩をしていただいて結構ですので。原医政局長にじっくりお伺いをして、通告は局長にしか入れていませんので、小泉政務官とあわせて、
大臣もちょっとゆっくりしていただければと思います。もし御
意見があれば、いつでも挙手をいただきたいと思います。
私も、自分がこの場で確認をさせていただいていることをもう一回、棚卸しというか整理をしているわけです。
まず、冒頭申し上げておくと、徳洲会の話はまた別途やりますので、きょうはやりません。
私がこの持ち分にこだわっているのは、やはり、
医療法人の経営者の
方々、お医者さんは、皆さん、持ち分をお持ちなんですね、多くの
医療法人は。だから、
厚生労働行政が今進んでいる方向、あるいは、今度、地域の立法で、持ち分なしへの移行を促進するような規定も入っているわけでありますから、要は財産権に係る大変大きな政策だと思っています。
その政策は、もちろん今に始まったわけではなくて、
平成十八年から、非営利性の徹底ということで明確化をされてきていることは承知をしているわけですが、一方で、いわゆる地域包括ケア。
地域包括ケアに参加をする主体を見ると、当然いろいろな、
介護関係あるいはその
介護関係の会社、営利企業もたくさん入ってくるわけですね。だから、そういう、地域において、
医療保険、
介護保険を背景とするさまざまな営利を含む主体が、連携をしながらサービスを提供していくに当たって、今、
介護の分野は
社会福祉法人と営利企業等が
一定の規律の中で仕事をされているわけですが、
医療については、プレーヤーであるところの
医療法人が、軒並み、それは持ち分なしにいくんだということですから、本当かと。本当にそれでいいのかという、どうしてもその違和感だけは拭えないところに、
産業競争力会議が、いや、ホールディングだと言ってこられたわけです。
私はそれを聞いて、非営利ホールディングとは何だということで、いろいろ拝見をしたわけです。
前回の、四月二日でしたか、この場での
質疑までは、私は、非営利ホールディングの中のホールディングに注目をして、私
たちの常識でホールディングというと、
基本的には所有をするという理解だったものですから、所有をするんだからホールディングでしょうと。それだったら、持ち分をなくす方向じゃなくて、むしろ、持ち分と議決権をリンクさせる方向に逆に行かないとおかしいじゃないかということをここで騒いでいたわけであります。
しかし、それに対しては、
厚生労働省もそうですが、小泉政務官あるいは
赤石次長の方から、いやいや、所有しなくてもいいんです、議決権に割って入ればいいんですと。だから、議決権を相互に、入れ子のようになることによって、意思を伝え、また、ホールディングからも意思を伝えることができる、そういう
説明なので、まあそうか、すると、そうだなということで、半分以上納得をしているわけであります。
しかし、そもそも、では非営利とは何だということで、非営利ホールディング、
産業競争力会議の提案の中で、非営利というふうに来たわけですね。
それで、実は、また固有名詞を出すと怒られるかもしれませんが、
赤石次長のところに鈴木補佐という方がいらっしゃいます。
厚生労働省から出向されている方でありまして、ちょっと鈴木君と言って、私の部屋に来ていただいて、非営利ホールディングとは何ですかということを改めて聞いたわけです。
まあ、納得をしたわけです、また。役人に弱いというか、補佐クラスに来ていただくと非常に会話が弾むんですね。ああ、そうかと。
そこで納得した非営利ホールディングの本質は、要すれば、非営利というものをホールディングレベルで
実現するから、その内部関係については、内部についてはちょっと規制緩和してよと。規制緩和という言葉がいいかどうかわかりませんが、内部の規律については、非営利ホールディングの目的に照らして必要なことであれば、多少そこは考えてもいいよ、こういう
制度なんですよということで、ああ、そうかと。わかっているようで、今までわかっていなかったんだということで、初めてわかったわけであります。
次長、大体そういうことでよろしいですね。一応、鈴木補佐から聞いていますが、それでいいということで、一言いただけますか。