○木下
委員 日本維新の会、木下智彦でございます。本日もよろしくお願いいたします。
まず冒頭、ちょっとこれは別の話なんですけれども、先日、十七日に、
大臣は中国の商務
大臣とお会いされて、
経済的な面で連携を強めていこうというふうなお話をされておりました。私も、本当にこれはすばらしいことだなと思っておりまして、きょうは自民党の
先生方のお時間がないということなので、私がかわりに少しお話をさせていただきたいんです。
やはり、今、集団的自衛権の話であるとか、そういうお話がばんばんばんばん流れている、ただ、集団的自衛権を行使するような、そういう局面にならないことが一番重要だろうと思っております。その中で、やはり、
大臣が言われているような、
経済的な結びつきをしっかりと強めていく、これが一番重要なんだろうと思っておりましたので、きょうちょっとお話をさせていただきました。
そうはいいながら、中国は、この間の商船三井の船の差し押さえであるとか、
経済的な活動の中でもさまざまな手段をとってくる。その中で、やはり、まともなルールに従ってこちらが臨んでいくということで、彼らも
考え方が変わってくるんだろう。ましてや、中国のみならず、アジア全体の
経済的な結びつきを強めていくことで、やはりきちっとしたルールができて、その中で
関係がつくられていく、これが
一つ、一番重要な、平和的な両国間の
関係をつくっていくんだと思っておりますので、ぜひとも今のスタンスでどんどんと、やはり一番重要なのは
経済的な結びつき、そういう
意味では
大臣のお力が一番重要だろうと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
では、本題に入らせていただきたいんですけれども、先ほど
岸本委員が、次の法案の
小規模事業者のお話をされていたんですけれども、少し後戻りをして申しわけないんですが、先日、総理もこの
委員会に来ていただきまして、
大臣からもいろいろ御答弁があった。その中で、私がもう少し聞きたいなと思った点についてお話をさせていただきたいと思います。
冒頭、違うお話をしてまた恐縮なんですけれども、もう
一つその前につけ加えさせていただきたいんです。
今、福島第一原発のALPSが三つとまっているという話が、きのう、報道に出ておりました。相当技術的には難しいことをやっているのでこういうことは出てくるんだろうと思うんですけれども、やはり、
政府が前面に立って推し進めていくという中では、こういったところに関しても、指揮監督、それから管理というものを強めていっていただきたいなということも、もう
一つつけ加えさせていただきます。
では、本題に入らせていただきます。
一番最初に、先日の総理も入られた本
委員会の中でうちの今井
委員の方から話があったところなんですけれども、高レベル核廃棄物の最終処分地について、こういうお話をさせていただきました。
今井
委員の方からは、やはり今までは、手挙げ方式だった中でなかなか決めていくことは難しかった、
地元の賛同を得られるという状態にはなかったと。これは、私どもの代表であります橋下大阪市長も同じような
意見を持っておりまして、というのは、岩手県の、体に影響がない、基準値以下だというふうに言われている瓦れきを受け入れるに際しても、相当な反発があった。本当にすごかったです。私も体験しました。というのは、一昨年の総選挙のときに、街宣カーで普通に走っていると、瓦れきの話をすごい大きな声で、普通の路上に出てきて、車をとめられたりとかするんですね。それぐらい激しい抵抗があった。
あの、人体に影響がないだろう、基準値以下のものである、岩手県の瓦れきだというのでもあれぐらいの抵抗があったという中で、やはり、今度の高レベルの核廃棄物の最終処分地、これを決めていくとなったら、手挙げ方式じゃなく、
政府が候補地を決めたというふうに言ったとしても、相当これは大きな反発があるのではないか。その中で決めていくことが本当にできるのかどうかというのがどうしても疑問を感じてしまうんですね。
もう
一つ思っていたのは、この間の御答弁の中で、総理それから
大臣もお話があったんですけれども、要は、安定的な地層について、科学的な根拠に基づいて候補地を決めていきます、ここまでのお話は、明確に、
政府としてやりますというふうなお話をされました。
ただし、私が重要だと、今井
委員も重要だというふうに言っていたのは、やはり、
政治家の役割、政治の役割として最終的なことを決めていくような形ができなければこれは前には進まないんじゃないか、そういう思いであの
質問があった、私はそういうふうに理解しております。
その点でいえば、何度か今井
委員の方から
質問がありましたけれども、同じように、安定的な地層、科学的根拠に基づいて、科学的な検証をして候補地を決めるという形です。私は思ったんですけれども、科学的根拠で候補地を決める、私はこれに政治の役割はほとんど要らないんじゃないかなと、ちょっと言い過ぎかもしれませんけれども。というのは、誰が見たとしても、科学的にここが候補地として適しているのであろうということを決めることには、
政治家の役割というのはほぼほぼないのではないかというふうに思っているんです。
そこで、私、もう一度聞かせていただきたいんですけれども、やはり政治の役割、これは何かというと、最終的にここでやらせてくださいと。
地元からいろいろな
意見があるかもしれないけれども、もう既に、廃棄物が出てくるといったときに、それをしなければ、結局は、あの御答弁の中であった、次世代にそのまま残すことはしません、次世代に先送りすることはしませんというふうなことにはならないのではないかというふうに私は思っているんですけれども、その点についてもう一度、
大臣の御見解を聞かせていただければと思います。