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高橋(み)
委員 ありがとうございます。御報告いただけるということで、楽しみに待っていたいと思っております。
ただ、
先ほど、私が人類の方に立っていて種の保存とか生物の方に立っていないというような御意見というかがありましたけれども、私はそんなことは思っておりませんけれども、今現在、どうしても、もう自然の
生態系が崩れてしまっているときに、どうしていかなければいけないということを考えたときに、やはりそこの共生が難しい。
大臣としましても、やはり、種の保存、一方に立っているわけではないと思いますので、その両者の調和の
観点に
大臣は立っていらっしゃると思いますので、私も、その調和の
観点、調和の真ん中
あたりに立っているということできょうは御
質問させていただきたい、そんなふうに思っております。
今度は、鹿の話にちょっと移りたいと思っております。
鹿は、
先ほど来、頭数がふえてしまっているというのは、客観的なデータによって明らかであるかと思います。そうしますと、何とかしてやはり適正な規模にちゃんと落ちつけなければいけないということは、これは皆様、ある
程度合意ができていることかと思っております。
狩猟者、ハンターの皆さんがかなり減少してしまっていて、そして著しく
高齢化してしまっているというのは、皆さんよく御存じなことだと思っております。ですから、やはり、適切にハンターを
育成していくということが大きなこれからの
課題になるかと思っております。
ただ、ハンターの養成というものを伺ったところ、銃を
所持するのにかなり面倒な手続とお金がかかるということを伺いました。
調べましたところ、申請には大体十万円ほどかかるそうですが、銃も新品なら十万から二千万円ぐらい。麻生
大臣は二千万円ぐらいの猟銃を
所持しているというようなうわさをちょっと聞いたことがあるのですけれども、普通は最初は中古で、七、八万円ぐらいから買えるということでございます。そのほかに、保険料を払ったり、猟友会の会費を払ったり。また、
狩猟登録をするためには、一
都道府県につき一万八千円ほどかかるということでありました。一
都道府県につき一万八千円ということは、隣の県に行ったりするとまた余分に払わなければいけない。
全国を股にかけたまたぎさんになると、幾ら払わなければいけないんだろうというような話になってきてしまいます。
そしてまた、その書類というものも面倒なようで、精神疾患にかかっていないことを証明しなければいけないということも伺っております。これを考えますと、ハンターになる人というのは、かなり裕福であって、また時間に余裕がなければできないなというような印象をちょっと受けてしまいました。
銃というものはすごく危険なものでございますので、適切な
管理というのは必要である、これはもちろん重々承知はしております。ただ、初心者の銃の
所持の許可申請時、警察署での
質問の内容というのをお伺いしましたところ、これは大日本猟友会さんの
お話なんですけれども、なぜ、どうして銃を持ちたいのか、それは誰から持てと言われたのかとか、職場の上司初め同僚は理解をしているのか、職場では出張や夜勤があるのかとか、その場合は銃をどうするのか、今後、家族、近隣、職場の皆さんに聞き取り調査をするけれどもそれでもいいのかというような
質問をされていると伺っております。
これによって、直接の因果
関係はわからないのですけれども、大日本猟友会さんによりますと、銃
所持許可申請をしようとする者の八割近い人たちが、もう最終的にはやめてしまう、辞退するというような
状況にも陥っていることと伺いました。
平成二十四年度に実際に
実施しました北海道による全道
狩猟者アンケートでは、約四〇%の方が猟の免許手続の
負担があるというふうにおっしゃっております。
ですから、適正な規模での野生動物の
管理ということから考えますと、やはりハンターを
育成しなければいけない。とすると、やはりお金の面とか手続の面できちんと変えていかなければいけないことがあると思うんですけれども、その点、いかがでしょうか。