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魚住裕一郎君
是非お願いをしたいと思います。
続きまして、シリアについて
お話をさせていただきたいと思います。(
資料提示)
お配りしております資料、シリアでございますが、この絵の図面の中の真ん中の白いところがシリアでございまして、一般的にはなかなか分かりづらいのかもしれませんが、イラクの西側といいますか、レバノンの東側といいますか、大体この中東
地域のど真ん中にあって人口が二千万余り、二千八十二万ですか。しかし、今、この一昨年からの
状況で、特にこの八月に化学兵器あるいはアメリカの対応がどうなるかという
状況の中で一気に避難民が出てきた。
お示ししてありますように、シリア国内の避難民四百二十五万人。当然、政府、
政権側が掌握しているエリア、反政府側が掌握しているエリア、それぞれ避難民があると思います。そしてまた、隣のレバノンで七十九万人、トルコが五十万人、ヨルダンに五十五万人、イラク二十万人、エジプト十三万人。二千八十万人の人口の中で外国に出ているのが二百万人を超えている、国内避難民が四百二十五万、大変な数だと思っておりまして、受入れ国も大変な
状況だと思いますし、またキャンプもでかいところがあるわけでございますが。
実は、今月の一日から、私
どもの同僚でございます石川博崇参議院
議員、外務省に勤務されて、シリアに五年間、イラクのサマワに一年半おいでになったアラビア語と中東の専門家でございますけれ
ども、党として派遣をいたしまして、シリアには入れませんけれ
ども、ヨルダン、またイラクに行って、その難民の
状況とか、あるいはどうしたらこの解決を図っていけるのか、こういうようなことで派遣をして、この間、党への報告をしていただいたところでございます。
そんな中で、やはりまずは、
総理も六千万ドルの追加の人道支援というのがありましたけれ
ども、やはりきめの細かい人道支援をやっぱりやっていくべきではないのか。これだけいるわけですからね。大変な数です。それは受入れ国も大変、シリア国内でも大変という
状況で、きめの細かい、特にこういう
状況の中で、母子、女性への暴力を防ぐための支援策でありますとか、あるいはキャンプでは水とか衛生とか医療保健の
分野。あるいは、この難民キャンプに居住しないで都市型で入っている方。そうすると、受入れ国等で雇用や教育、サービス、あるいは水とか、深刻な負担を抱えている。そしてまた、
日本のNGOも頑張っているわけでございますが、そういうところに支援の手を差し伸べるということを
是非やっていただきたいと思いますが、
外務大臣の御答弁をいただきたいと思います。
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