○野田国義君 しっかりとした
支援を改めてよろしくお願いしたいと思います。
それから、少し総論的な話と申しますか、先ほど全総の話が出ましたけれ
ども、これ、ちょうど十一月十日の毎日新聞でございますけれ
ども、私も大変尊敬しております前の岩手県知事であります増田さんのちょっと記事が載っておるところでございます、元総務相のですね。ここに書いておられるのは、私も全く同じだったので
質問をさせていただくんですが、深刻ないわゆる人口減少の問題ですね、人口減少の問題。それから、私、アベノミクス見ておりますと、どうも、今日もたくさん議員の方もいらっしゃいますけれ
ども、ほとんどが
地方だと思うんですね。その
地方ということが本当に考えていただいているのかというようなことも思うんです。
全総でも国土
政策がいろいろやられて、多極分散型ということも大きな項目に入っておったんですね。しかしながら、増田さんもここに述べられておりますが、ことごとく失敗してきたということなんです。私は、ここが非常に大切だと思うんです。これは人口問題、あるいは町づくり、人づくりの問題だけじゃなくて、
防災という観点からも私は非常に大切なことではないか。
後でちょっと話していきますけれ
ども、いわゆる中山間地というか、非常に、私たち限界集落とよく呼んでおりましたけれ
ども、そういったところがどんどんどんどん
日本全国には増え続けているということなんですね。しかし、片一方では、私、水を差すわけではありませんけれ
ども、オリンピックという名の下にこれから更に更に東京の一極集中というものが進んでいくと思うんですね。どうでしょうか。そういう中にあって、私は、また
防災という観点からしても、過疎地、
地方を、どう国土を守る、あるいは人命を守っていかなくちゃいけないのか、そして東京もこれから更に人口が増えていく中でどういう
対策をしていかなくちゃいけないのか。
私も羽田空港に福岡から飛んできます。そうしますと、首都高あるいはモノレールでこの永田町まで来るということでございまして、このことだけ考えても非常に危険というか、そういうことを思うわけでございまして、これからそういった一極集中の中で
対策を講じていかなくてはならないということと、また、やっぱり基本的には
災害を防いでいくにも多極分散型の
政策をしっかりやっていかないと、
被害が更に更に多くなるのではないか。
そういうことを常日ごろから考えておりましたところ、この増田元岩手県知事の記事、あるいはここに猪瀬さんの記事もちょうど日経新聞に載っておりまして、猪瀬さんは逆に、心臓部だからどんどんどんどん東京が引っ張っていくんだというようなことを答えておられておりますけれ
ども、私、ちょっとこれ違うんじゃないかなと。やっぱり分散していくということは、
防災にとっても大切なこと。これまでどうしても、今その論議が下火になっているんじゃないかと。遷都論なんかも以前はありましたよね。しかしながら、今こういった論議がなされていない。三・一一以降も、都市機能あるいは国会機能も含めて大阪辺りに移さなくちゃいけないんじゃなかろうか、そういうことも論議がされておりましたけれ
ども、最近もうそういうことも下火になっておるということでございますが、こういうことについては、古屋
大臣、どうお考えになっているか、ちょっと総論的な話ですが、お聞きしたいと思います。