○藤巻幸夫君 新しい
経済発展、私はずっとこの場におきましてもブランディングという言葉をずっと使わさせていただいています。まさに今、
地域の活性、
地域ブランドの見直しということも昨今騒がれております。
これ一つの例で、各議員の皆様、先生も御存じだと思いますが、くまモン、熊本のくまモン、これができたことによって二百九十三億の
経済効果を生んだと、これは新聞報道でもされております。これは小山薫堂さんという私の友人でもありますが、このくまモンは、実は九州新幹線の開通に合わせてくまモンというキャラクターを大阪に歩かせ、熊本にいわゆる
視点を合わせる、いわゆる注目をさせるという一つの戦略でありました。いわゆる世間一般ではゆるキャラと言われていますが、いわゆるこの熊本は、知事含め行政の皆さん、これはすばらしいなと思ったのは、このくまモン一つに絞って、くまモンを
世界に歩かせPRをしたと。
ところが、残念ながら、これ一つの例として挙げますが、今新潟ではゆるキャラが三十あります。それから、大分は十二、鹿児島は十四ということで、これなぜこういうところで申しますというと、県によってはこのせっかくの成功事例をやはりきちっととらえられてなく、こういった戦略を、別にパクるわけではなく、やはり一つの参考として
地域の活性につなげていく、こういったことも御理解いただければと思いまして、この場を借りてお話しさせていただきました。
くまモンは今著作権フリーになっておりまして、各業界から関連商品を出し、いよいよバカラという
世界ブランドもくまモンと組むということで、
世界で更に熊本県が非常に注目されている話を聞きます。
こちらで資料一から三をちょっと御覧いただきたいんですが、これは
地域の特産品がブランディングされた例を一部持ってまいりました。一番は、これは波佐見焼といいまして、長崎県の議員の先生いらっしゃると思いますが、実はこれは波佐見焼という元々は九谷焼の下請だったところが、非常に厳しくなった中でデザイナーと組みまして、このHORIEという新しいブランドになって、これ
世界でも注目されておりますし、あるいは鳥取の因州和紙、これも新しいブランドに生まれ変わったりしながら、これは一部実は、この秋ですか、クールジャパン機構法案が成立し、いわゆるまさにクールジャパンと私はビジットジャパンというのは表裏の政策かと思っておりますが、こういったことで新しい伝統工芸の発信力を強めたり、あるいは資料四と五は、まさにこれ実は一九六四年に造られたもう本当に古いアーケードがございます。これ帝国ホテルの脇にありまして、
是非諸
先生方も見られたら面白いと思いますが、正直言って人が歩くようなところではないようなアーケードが実は帝国ホテルの脇にあります。
ところが、その横に、その中にポータークラシックという実はユニークなお店がありまして、これ吉田カバンといいまして、実は
世界でも注目されている吉田カバンであります。ルイ・ヴィトンやエルメス、シャネルといった外国のブランドが
日本の各
空港のお店に並んでいるのを見ながらいつも私は残念に思うんですが、この
日本のブランドがまさに帝国ホテルのこの脇の一九六四年に建てられたお店にあります。
実は、こういったブランドも今海外の外国人がお土産として買うという事例もいろいろ私は聞いております。そして、
是非この資料六をちょっと御覧いただきたいんですが、実は、私は野党ではありますが、この秋、観光庁の皆様にちょっと提案を一部させていただきました資料なんですが、
世界にも通用する究極のお土産コンテストが間もなく十一月二十九日、明治記念館で行われます。十月いっぱいでいろいろな商品の募集が、今回は食に絞ろうということで、観光庁さん、皆さんも非常に
努力されて、たしか七百五十少し過ぎたぐらいの商品が集まって、そしてこれは審査員を見ていただきたいんですが、伊勢丹や明治屋、東急百貨店あるいはJRといった一流企業、しかも販売力のあるお店を巻き込ませていただきまして、いわゆる話題にして、メディアを使い、
日本の食が実はこれほどすばらしいものがあるということで、いずれはこういうものが
日本の各
空港に並んで
世界に発信できたら、いわゆるビジットジャパン、いわゆる外国のお客様が来たときにこういうものを提案できる一つの
施策かなと思って、私はこの
施策については非常に観光庁に対して評価をしております。
ただ、また
是非これ、来年、再来年とやはり継続して、食だけではなくて、今申し上げました波佐見焼や、各議員の先生たちは皆さん自分の地元で恐らく自慢するものがあると思いますが、
経済効果を上げるためにも
是非こういうものに協力していただいて、この
地域のブランドを発表していく。そして、公平なきちんとした、例えば一流品であることやオリジナル商品であること、納得感があること、そして明確な価値を提示している、あるいは
地域、
地域の名品であると、こういった目利きによる選定の基準も設けさせていただきましたが、
是非このような新しい雑貨やお店、いろんな
日本の物づくりの
現場も
是非このビジットジャパンの一つの政策として打って出ていただきたいなというふうに思いますが、
大臣、これについていかがお考えか。あっ、長官で結構です。