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福山哲郎君 先日私が
質問したときよりかは、うろたえた
状況ではなく、自信満々に答えられましたが、現実には、最高
情報セキュリティー責任者の
設置というのが、文書だけではありません、しっかりとれっきとしたこういうもので
統一基準があります。
そして、先ほど外務省の話を例に出されましたが、当たり前なんです。例えば、小さい途上国の領事館は領事官だって
秘密を扱います。大使館は大使も
秘密を扱います。小さい例えば途上国の領事は、それはレベルは別々ですけど、そこに全部に、じゃ、
特定秘密を
指定する人間が要るからといって、全部に
大臣レベルを置くんですか。そんなもの
運用じゃないですか。それぞれの
省庁によって、各
省庁によってそれぞれ、今回の
法案にだってそう書いてあるんですよ。そこを全部一律になるなんて無理なんですよ。
自衛隊だって、それぞれの駐屯地にそれぞれのランクの人がいて、それぞれが
秘密を扱う。だけれども、そこに対してはきっちり
秘密を管理するということが重要であって、それがばらばらなんだといったら、全部が
大臣で、全部が局長で、どこかの駐屯地だってそういう局長がやらなきゃいけなくなる。今の話は全く現実に
統一基準があることに対する
反論にはなり得ません。
現実の問題として申し上げれば、そのばらばらだと言っていたことで
国民は誤解をしていた経緯があります。大問題だと思います。
基準はれっきとしてありますので、そのことに対しては強く私は主張したいと思いますし、
総理も二言目には
統一の
ルール、
統一の
ルール。
統一の
ルールはしっかりれっきとしてここにあるんです。
ですから、この問題で、じゃ今の
運用で何が問題なのかを具体的に言っていただければいいですが、それは全く出てきません。なぜかというと、特定管理
秘密、実は漏えい事件、ほとんどありません。めったにありません。私は実は、今回、
政府から出てきている特定管理
秘密の漏えいについては、特別管理
秘密については、事象の例示を受けていません。
つまり、特別管理
秘密というのは今の
統一基準で十分守られている。十分守られているにもかかわらず、日本の官僚はそんなにいいかげんなことはしません、だからこそ守られている、しっかりこの
基準は
運用されているのに、
統一基準がないといって
審議をしたことについては、私は大問題だと思っております。虚偽
答弁だと思います。
もう一点、
総理、配慮規定が報道関係者に入ったと、だから報道関係者は大丈夫だというのが二十二条にあります。「報道又は取材の自由に十分に配慮しなければならない。」、
総理、配慮しなければならない、これ条文二十二条なんですけど、主語は誰ですか。