○藤末
健三君
是非、核不拡散・軍縮は取り組んでいただきたいと思っております、この
NSCで。
なぜかと申しますと、二〇一五年に核不拡散条約、NPTの総合
会議、五年に一回の
会議が二〇一五年に行われる。その中で、我々、NPDI、軍縮・核不拡散イニシアティブということで
日本政府が主導して今
議論を進めている中で、
NSCの中においてその軍縮・核不拡散ということをイニシアティブを取り、そして二〇一五年の核不拡散条約会合において
是非とも唯一の被爆国としてのプレゼンスを高めていただきたいと思います。
そしてまた、
官房長官がお答えいただきました国際社会への
情報の発信を、これを
議論していくというふうにおっしゃっていただいたわけでございますけれど、例えば
我が国の国際貢献、ワクチンの問題、私取り組んでおりますけれど、例えば天然痘は
日本が撲滅しています。そして、今ポリオという小児麻痺、
日本がいろんな協力をしまして、昨年インドが撲滅宣言をし、そして今ナイジェリアに対する支援を始めようとしています。そして、ナイジェリア、パキスタン、アフガニスタン、残り三か国を撲滅できれば
世界からポリオ、小児麻痺はなくなるような
状況になっている。そしてまた、ATTと言われている武器貿易条約、武器の輸出を管理しましょうという条約も
我が国が二〇〇六年にイギリスと一緒に提案をし、もうこれは執行されている
状況になる。
〔理事
佐藤正久君退席、
委員長着席〕
そして、私が特に
NSC、きちんと平和の面での
NSCに期待したいのは、今韓国や中国の問題、いろいろ非常に悪い
状況になっているというふうによく言われますけれど、実際に中国と韓国を訪問して分かることは何かというと、
我が国が、平和憲法、九条、戦争をしない、軍隊を持たない、侵略のための軍隊を持たない、また憲法の前文であり、平和主義を唱えていることをほとんどの韓国や中国の方は御存じないんですよ。そういう
我が国の平和主義という、憲法に基づく平和主義というものを
是非情報発信していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。