○三木亨君 自由
民主党の三木亨でございます。よろしくお願いいたします。
改めて私の方から申し上げるまでもございませんけれ
ども、現在というものを
考えてみますと、これは過去の積み重ねによって成り立っておりますし、また未来というものを
考えてみますと、これも現在と過去の積み重ねによって構築されるものでございます。ですから、我々が未来を、ことを
考える場合、あるいは過去を振り返る場合に、我々の現在というものを再
確認するというのは非常に重要なことだと思います。
本日は、万国郵便連合に関する
条約の
締結を始め三件の案件が出されておりますが、現在また未来を
考える上でこの現状というものを把握しておくということは非常に意義があることだと思います。そういった
意味で、例えば万国郵便連合の意義であるとかその果たしてきた役割、あるいは
政府調達の現状であるとか、あるいは今後の展望というものを聞くということは、我々の
認識を新たにし、また現在位置を
確認するという
意味で大きな意義がございます。こういった
質問に関しまして、午前、牧山先生や中西先生、また先ほど河野先生から御
質問ありまして、我々がよりこういった
認識を深めたということで大変意義のあった話だと思います。明確な
答弁もございました。
ただ、私自身に関して申し上げましたら、大変困った
状況でございます。というのも、ぶっちゃけ申しますと、
質問がかぶりました。ですから、せっかく今日はお忙しい中、
外務省の
皆さん方に御
答弁を用意していただいておりますが、思い切ってここは割愛させていただきまして、
最後の
質問に移りたいと思います。
質問と申しましても私の地域に大分関します要望事項でございますので、ちょっと
皆さん方に聞いていただきたいと思います。
私の住まう地域というのは徳島県、四国の右側の徳島県でございます。この地域は米軍機の飛行
訓練におけるオレンジルートといわゆる言われているルートですね、このルートのライン上にございます。
特に、我々の地域の右下の
部分、県南地域においては、過去から度々米軍機と見られる飛行機の低空飛行、これによる騒音の
情報が住民の方々から寄せられておりまして、非常に問題になっております。特に、近年は非常にこの件数が増えました。少し数字を申し上げますと、平成二十二年度、延べ九日間の目撃であったのに対して、二十三年度は十五日間、二十四年度は十三日間、また二十五年度は十月末時点で十二日間、このうち二件は一日二回の飛行が目撃されております。
近年の半島の情勢であるとかあるいは中国の動向を
考えますと、こういった軍事演習が増えてくるという
状況は致し方ないところがございます。また、そういったことを我々住民も含めて十分
理解もしております。そしてまた、もとより
日米安保というものが戦後極東の平和と安全に大きく寄与してきたという意義、また、いざ有事となったときの
行動において平時の
訓練や研さんというものが非常に大きな
意味を持つということから
考えますと、我々が米軍の
訓練に関して余り物を申すというのもよろしくないことではあろうかと思いますが、一方において、これらの事案が非常に付近の住民を悩ませておりまして、非常に不安を抱かせ、また懸念を抱かせているという
状況でございますので、
皆さん方にいま一度御
認識いただきたいと思います。
特に、夜間
訓練というものがございまして、夜、飛行機が飛ぶことがございます。夜といいましても八時、九時ぐらいですので、一般家庭におきましては
皆さん眠られていて太平の眠りを妨げられるというようなこともございませんが、この地域は、県南地域というのは漁港が非常に多うございまして、漁師さんを営まれている家庭が多うございます。特に高齢者の漁師さんが多うございます。
年寄りの漁師さんはどういう生活をされているのかというと、夕方漁から帰ってきますと、風呂に入って、五時ごろにはお酒を飲んで、七時過ぎには寝てしまいますので、八時、九時というと真夜中でございます。真夜中、お酒を飲んで気持ちよく寝ているところに夜空を切り裂くような轟音によって起こされる。これは本当に、まさに肝を潰されるというのが文字どおりの図であろうかと思います。そういった窮状もございます。
そういった点、
皆さん方に御
理解いただいて、また、当地域は昨年よりドクターヘリというものを運用しておりまして、過疎地域における医療を充実させるというために、何件かもう例がございますが飛ばしております。また、関西広域連合という行政の広域連合体がございまして、この相互
協定によりまして、このドクターヘリであるとかあるいは防災ヘリというものを付近の複数の府県にまたがって運用しております。
一般の民間の航空機でありましたらダイヤというものがございますので、ルートであるとかあるいは時間というものを米軍の方もきっちり把握していただいて、その時間帯あるいはルートというものを避けるようにしていただいていると思いますが、このドクターヘリであるとか防災ヘリというのは不定期に飛ぶというのが常態でございますので、こういったものについて米軍の方々に把握していただいているのか、あるいは、もし把握していただいていないとしたら、このルートとか時間が交錯した場合どうなるのかというふうな住民の不安、懸念というものが最近になって取りざたされているところでございます。
これらのことというのは、私が今更申すまでもなく、いろんな方面からも申入れがなされておりますし、また、
政府の方々もこれまで御
努力いただいているところでございますので、また、今年の、さきの十月の二十三日には、
関係省庁の御協力いただきまして、徳島県内の
実態を把握するために騒音を測定する装置を設置させていただきましたし、また、七月以降は少しこれ頻度が減りまして、十月末時点までで、七月以降は三件の目撃
情報しかございません。
これも
岸田外務大臣や
小野寺大臣始めとする
政府の方々の御
努力のたまものと感謝申し上げるところでございますが、引き続き
政府筋を通して米軍に御
配慮をお願いしていただけないかということで今日はお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。