○足立
委員 日本維新の会の足立康史でございます。
きょうは、
一般質疑ということで貴重なお時間を頂戴しましたので、実は、きのう、きょう何を御質問するかなということで吟味をしておりまして、最初は、雇用
制度をやりたいなと。何度かやらせていただいていますが、
報道等でもいろいろな
報道もありますので、かつ、従前から私の地元大阪でも、特区を含めて、雇用特区ということでさまざまな議論をさせていただいていますので、ぜひ、改めて、きょう四十五分いただいて、労働法制をやりたいなと思いました。
まず、ちょっと勉強レクをしてくれということで、
厚生労働省の労働条件政策課の、名前を出したら迷惑かもしれませんが、角園太一さんという課長補佐の方に、御存じかもしれませんが、おいでをいただいて、別に悪いことを言うわけじゃありません、一時間を超すぐらい、お忙しかったと思うんですが、お時間を頂戴してお話をさせていただきまして、ほとんど納得をしてしまいました。
私も一年間、
厚生労働委員会に所属をさせていただいていますけれども、多くの分野で、官僚の方、役人の方とお話をさせていただいたり、あるいはここで
大臣初め皆様方と討論させていただいて、納得をする
部分というか、価値観の違いというか、結局、今の政権はこっちを選ぶ、自分は本当はこっちを選ぶと思うんだけれども、理はこっちにもある、でも、政治の選択として我々はこっちをやはり選ぶぞというのは、いろいろあります。
ありますが、現政権がこっちを選んでいることについて理屈がそもそもわからないというケースは、さすがに日本の霞が関ですから、あるいは
田村大臣率いる
田村チームでありますから、それはないんだなということで、改めて、お名前を出したのは、雇用は非常に難しいテーマですので、本当によく走り回って勉強され、政策を立案されていることに敬意を表してのことでございます。
きょうは、だから、そういう
意味では雇用はちょっとまたの機会にしまして、いただいたお時間で二つをやりたいと思いました。
一つは、十一月十五日の経済財政諮問
会議で、麻生財務
大臣と
田村大臣が診療報酬をめぐってやりとりをされています。そういう診療報酬をめぐる諮問
会議を舞台にしたさまざまな議論、これを、だから、きょうお配りしている資料も、基本的にはその場で配られた資料であります。諮問
会議の話が一つ。
もう一つは、従前から取り上げていますが、ちょっと徳洲会も背景にあって、
医療機関の経営というのは何なんだということで、きょうまた原医政局長にも、毎度恐縮でございます、ありがとうございます。
順番は、今、診療報酬というか諮問
会議、
医療機関の経営という順番になっていますが、諮問
会議の話は、端的に言うと、ここでその議論をするということは、麻生
大臣と
田村大臣のやりとりを私が麻生
大臣に成りかわってここでやるということになりますので、若干僣越だなという思いもありまして、ちょっと後に回します。だから、通告の問いでいいますと
最後の三つ、こっちをまず先にやりますので、ちょっと心の準備をしておいていただきたいんです。
二十五年度、ことし公表されています
医療経済実態
調査、これをつぶさに拝見しております。非常に興味深いと思っているんですが、私は、
田村大臣、これは本当に不思議だなと最近思っていて、何度か、さっき申し上げた官僚の
方々に、これはどう思うと聞いても、実は答えが返ってきていないテーマがあるんですね。これが通告の九番目であります。
先ほども、政務官の方からマネジメントというお言葉をいただきました。診療報酬というのは公定価格ですね。だから、
医療機関の入りは公定価格で決まっているわけです。ところが、日本の
医療制度においては
医療機関は民間ですから、経営力に差があるわけですね。当たり前ですね。その差は何で生まれるかというと、マネジメントで生まれるんですよ。まさに先ほどおっしゃったとおりであります。
すると、公定価格のマーケットにおいて、経営力のあるところと、ないところがあるわけですね。余りあるところに合わせると、ばたばたと倒れます、
医療機関は。わかりますね。
例えば、私は経産省におりましたので、省エネ政策でトップランナー
制度というのがあります。例えば、エアコン等の家電等でも性能に差があるけれども、イノベーションを起こすために、エネルギー庁はトップに合わせるんですね。何年以内にこのトップの性能にみんな追いつきなさいという
制度で、省エネを推進しているわけです。
ところが、倒産をしちゃいかぬので、
医療の公定価格というのは、多分そこそこのところに落ちつかせていると思うんですね。すると、マネジメント力のある、収益力のある
医療機関は収益が上がります、必ず上がります。それは、内部留保され、再投資をされていくということが、多分、
大臣のお答えなんですけれども、そういうことでしょうか。