○椎名
委員 おはようございます。みんなの党の椎名毅でございます。
本日、一般質疑ということで、五十分質疑時間をいただきました。感謝を申し上げたいというふうに思います。
さきの通常
国会で
最後に質疑があったのは六月の二十一日、それからかなり時間が経過をしておりまして、この
福島第一
原子力発電所をめぐる問題、それから
原子力発電所一般に関する問題ということで、さまざまな進展がございました。
七月の新安全
基準の施行と再
稼働に関する
適合審査の申し入れ、それから七月の高レベル汚染水の港湾内への流出、八月には汚染水貯留タンクからの水の漏えい、さらには十月に
廃炉に係る会計ルールの変更、そして十一月からは四号炉の燃料の
取り出し、こういったいろいろなことがございましたので、私自身も本
委員会がなるべく早急に開かれることというのを望んでおったわけでございますけれ
ども、なかなか日程等の調整も合わずにこの時間になってしまったことを少し残念に思っておりますとともに、与党筆頭
理事及び野党筆頭
理事のさまざまな調整により、何とか本
委員会が開催にこぎつけられたことについて感謝を申し上げたいというふうに思います。
私自身は、きょうの質疑については、今るる申し上げました、さきの通常
国会以降、今
国会までの間に起きたさまざまな進展等について、幾つか時間の許す限り伺ってまいりたいというふうに思います。
まずは、四号炉の使用済み核燃料プールからの燃料集合体の
取り出しに関連して幾つか伺ってまいります。
私自身も、さきの九月とそれから十月に、二回にわたりまして、議連とそれから党の視察ということで
福島第一
原子力発電所の中に伺わせていただきました。そのときに、私自身は、
国会事故調にいたときに視察をしてから約一年半を置いて再びこの
東京電力の中に、
福島第一
原子力発電所の中に伺ったわけですが、大きな進展があったとともに、やはり悩ましい問題がまだまだたくさんあるなという二つの感想を覚えました。
そのうちの大きな進展ということの
一つが、四号炉の使用済み核燃料プールからの燃料集合体の
取り出しについてだったというふうに思います。今週月曜日、火曜日から、十一月十八日から、四号炉の使用済み核燃料プールからの燃料集合体の
取り出しが始まったわけでございます。
先月私が視察に行ったときも、燃料集合体の
取り出しに関連いたしまして、四号炉の横に大きなカバー建屋ができ上がっていて、何となく、これがうまくそのまま進めば、中長期ロードマップの中での第二期だと思いますけれ
ども、燃料の
取り出しということが速やかに進んでいくのではないかという期待感を覚えさせるような、そういった進展が見られたなというふうに思っています。
そこで、実際に始まりましたこの燃料の
取り出しに関連して幾つか伺ってまいりたいと思います。
昨年の十一月の七日の
原子力規制委員会の決定で、「特定
原子力施設への指定に際し
東京電力株式会社
福島第一
原子力発電所に対して求める措置を講ずべき事項について」という書類が出ていて、一号炉から四号炉についてこれこれをやってくださいという指示が
原子力規制委員会から出ていたかというふうに思います。具体的には、「確実に臨界未満に維持し、落下防止、落下時の影響緩和措置及び適切な遮へいを行い、
取り出した燃料は適切に冷却及び貯蔵すること。」こういう指導というのが出ているかと思います。
これに関連して、今現在行われ始めた燃料の
取り出しについて、燃料の
取り出し、それから
取り出した後の燃料を共用プールで受け入れること、さらには、その後、もともと燃料プールに入っていたものを乾式キャスクの保管庫に移動させていくということをするんだと思いますけれ
ども、この保管庫においてどういった形で安全
対策が行われているのかということについて、
田中委員長に伺えればというふうに思います。