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一川保夫君 今こちらに
資料を出しておりますけれども、こういったように、東北
地方を
中心に大変
人口が
減少するというような予測があります。また、一方では、大都市圏を
中心に二〇四〇年
時代に入っていきますと、極端に
高齢化率が高くなってくるという現象につながってくるわけですね。そういう面では、
日本という国が本当に
活力をしっかりと維持するための
施策というのは、重要な
課題をいろいろと抱えているということだというふうに私は思っております。
人口減少期という中での
国づくりというのは初めての体験でございますし、そういう面では、我々政治家としての自己改革も大事だと思いますし、また、国民に対する意識改革を我々は意識的にこれから取り組んでいかないと大変なことになるのではないかということを言いまして、私の
質問、まず一番目はこれで終わらせていただきます。
次に、まず外交防衛
関係の
施策について基本的なところをちょっとただしておきたいと思いますけれども、この周辺国の最近のいろんな軍事力の近代化とか、あるいはまた軍事活動が非常に活発化してきているという面では、国民の
皆さん方も大変そういうことに対して今関心を持ち、不安を感じている面があろうかと思います。
ただ、こういった問題を若干遡って見たときに、やはり東西冷戦
時代が終えんしてからあるいは平和な
時代が来るのかなというような思いも当時ちょっとありましたけれども、しかし、その後、特に
日本近郊のアジア諸国の
経済発展が目覚ましい状態で発展してきたということをバックにして、それぞれの国々は自分
たちの主張をするようになってまいりました。
そういう中で、
我が国周辺のいろんな懸案問題というのが
一つの衝突事項として現れてきているということでございます。それは、これまでのいろんなアジア
地域の
経済発展というものをしっかりと分析しながら、それぞれのやはり歴史というものを
念頭に入れながら、
我が国としては、反省するところはしっかりと反省し、また主体性を持つところはしっかりと主体性を持つという、めり張りの利いた、そういう外交なり防衛
政策というのが非常に重要な
時代に来ているというふうに思っております。
そこで、これ特に
総理にお聞きするわけだけれども、こういったアジア諸国のいろんな
経済政策なり、国際社会の中においても、一国の判断で物事を処理するというようなことはできない状態でございます。やはり国連
中心的に物事を取り組んでいくような、そういう
時代だというふうに思いますけれども、こういった
状況、
日本を取り巻く外交
政策、防衛
政策のこの環境について、
総理大臣はどのように
認識をしていますか、そこをお聞かせください。