○真山
勇一君 大体三か月ぐらいというふうに伺ったんですが、先ほど
有田委員のときの話も出ましたけれども、
刑務所を出るときに持っている現金というのが六万七千円、平均そのぐらいだというふうに伺ったんですが、この後、そういう施設で住まいを見付けるということで三か月ぐらいということなんですが、三か月で見付けられれば、これは比較的順調というか、いいケースじゃないかなというふうに思っています。やはり住まいを見付けて、そしてプラス
仕事を見付けていくということは大変だと思いますので、この辺の国の
取組というのはまた今後も引き続きやっていただきたいというふうに思うんですが。
さて、それでは、今三か月ぐらいで出て、
仕事を見付けて、
自分で住まいを見付けて出ていくということだったんですが、実は私も
保護司をしておりまして、私の場合は住まいがないという人ではなくて、もちろん帰住先はある、
家族が待っている、知り合いがいるという人を扱ったことがあるんですが、その人でさえやっぱり戻ってきてから
仕事を見付けるのが大変難しいんですね。それで、やはり出てきてからハローワークへ行って
仕事を見付ける、そしてそこには、先ほど
お話あったように、厚生
労働省と
協力をしていただいている係の方がいらっしゃる、その人と話を、相談しながら
仕事を探すというんですけれども、やっぱりそれでも何か月か掛かってしまう。やはり出てきた人は、さあ、しっかりと更生しようという気持ちで出てきていますんで
仕事も一生懸命見付けようとするんですが、なかなか今のこの御時世、大分不況も続いていました。それから、
自分の希望の
仕事ということもあるでしょうし、そういうことでなかなか見付からなくて、実際に
仕事を探している間にだんだんだんだん見付からないことによって落ち込んだり、元気がなくなってくるということがあったんですね。
やはり
仕事を見付けることの難しさというのがあるんですが、この辺りの体制、例えばハローワークへ出かけても、実際には一週間かあるいは一か月に二回ぐらいしか担当官と話ができない、しかも新しい
仕事がなかなかリストとして出てこないので何回か探しに行ってもなかなか見付からないというような
状況が続いているんですけれども、この辺りの、全く任せるということが
一つ非常に本人にとっては苦痛じゃないかなということと、それから
協力雇用主も、先ほどの
お話ですと、実際に
登録してある数は多いけれども雇う会社は少ないということがありますが、この辺り、もう少し例えば何か
仕事のチャンスを見付けるような
取組とか施策ということは
考えておられないでしょうか。