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石川博崇君 公明党の
石川博崇でございます。どうぞよろしく
お願いを申し上げます。
本日は、
平成二十五年度、本年度の
予算の
委嘱審査ということでございます。私自身、やはりこれからの
日本にとりまして非常に重要なのは人材の育成、将来の人材をどう育てていくかということが極めて重要な、特に
資源の乏しいこの国、
我が国におきまして人材こそ最大の
資源であるという意識から、特に学生の
方々の
環境を整備していくこと、あるいは将来の就職に対して円滑に結び付けていくこと等、私自身取り組まさせていただいております。
そういう
意味で、今日は特に学生の就活に関することを中心的なテーマとして
質疑をさせていただきたいというふうに思いますので、どうぞよろしく
お願いを申し上げます。
特に、三年前、私は初めて当選をさせていただきましたけれども、党の方で学生局長という立場をちょうだいをしておりまして、様々な学生の
方々との懇談、意見交換、そして取り巻く
環境の改善等、去年までは野党でございましたけれども、
政府の
方々にも御
協力いただきながら取り組んでまいりました。
特にこの三年間というのは、リーマン・ショック以降、大変厳しい経済情勢の中、特に就職
活動において内定率が極めて落ち込んでからの三年間でございまして、そうした中で、特に学生と中小企業のミスマッチというのは構造的な
課題でございましたけれども、少しずつ学生の中小企業への関心も高まってきたのかなと、厚労省あるいは経産省、そして
文科省、一体となって様々な
取組をしていただいたおかげと評価し、また感謝しているところでございます。
この学生と中小企業のミスマッチという構造的
課題、
皆さんもよくよく御案内のとおり、学生が就活をする上でツールとして使うのが、どうしてもネット上のリクナビとかマイナビとか、そういった就職
活動ツールを使ってやるわけですけれども、そこに表示される、あるいは掲載されている求人情報というのはどうしても大手企業中心になってしまう。そこに掲載するための費用、
予算が掛かってしまうということで、中小企業の求人情報、本来であれば優秀な学生を採りたい、今後の将来的な発展の
可能性もある魅力ある中小企業、私、地元大阪でございますが、そうした中小企業たくさんございますが、なかなかそういった求人情報を大手の就職ナビゲーターといいますか、ホームページに載せることができないという悩みを抱えていらっしゃる中小企業の方も多くいらっしゃいます。
学生が中小企業の求人情報にアクセスできない、そして中小企業も学生に求人情報を届けることができないという構造的な
課題があったわけでございますが、ここがこの三年間、少しずつ厚労省と
文科省の
協力にもよりまして、また経産省の様々な
事業にもよりまして進んできて、今年の三月卒業の
大学生の内定率は、まだリーマン・ショック前までは戻っていないですけれども、ほぼリーマン・ショック前並みのレベルまで回復してきたのかなというふうに評価をしているところでございます。
そうした中にあって、今後非常に重要になってくるのは、これまでそうした中小企業とのマッチングということを進めてきたわけですけれども、実際に学生が中小企業に対しても目が向いてきた中にあって、学生の学業、そして在学中におけるやはり実力を付けていくこと、キャリアを伸ばしていくこと、それによってより自分
たちの
希望する就職先を見付けることができるということへつなげていかなければならない、それが今後の
課題ではなかろうかというふうに感じております。
そういう
意味で、先般、四月の十九日でございますか、安倍総理が経済界の
方々に対しまして就職
活動の開始時期を後ろ倒しを
要請をされまして、これまで三年の十二月スタート、ちょっと前まで三年の十月スタートでございましたが、それが十二月まで後ろ倒しされている
状況を更に後ろ倒しを経済界に
要請をして、
大学三年いっぱいまでは、やはり学生の本分である学業、あるいはボランティア
活動であったり資格の取得であったり、やっぱり学生ならでは、自由に時間が使える学生ならでは、取り組めないことにしっかりと充実した時間を取り組んでもらえるようにということで就活の時期の後ろ倒しを
要請していただいたことは、私ども公明党としても、これまで就活時期が非常に長期化している、あるいは早期化しているという
課題の是正を求めてまいりましたので、高く評価をしているところでございます。
まず、
大臣にお伺いをしたいのは、今回こうした形で
大学生の就活時期の後ろ倒しを
要請され、経済界もおおむね前向きに歓迎をしているところでございますが、これについて、
大臣、どういうふうに所感をお持ちか、教えていただけますでしょうか。