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岡田広君
寺田副
大臣から御答弁ありましたように、やっぱり今までと同じじゃなくして、事務ベースだけでいいんだということじゃなくして、やっぱり今六団体のお話挙げましたが、市長会というのは何回か年に会合を開きます。町村長会も議長会もやっている。そういうところにしっかりと
出席をして、やっぱり
説明をしていくということが、私は、上から下から様々な
視点からこういういい政策を広げていくというのはとても大切なんだろうと、そういうふうに思っています。
この
企業再生支援機構法の改正案を始めとして、様々な政策メニューを通して今年は景気回復元年の年にしなければいけないと私は考えています。去年の衆議院選挙の結果、この年が明けてから、株高、円安、これはもう御
承知のとおりでありますけれども、安倍政権においては
日本経済再生本部とか
経済財政諮問会議を司令塔として、総合科学技術会議とか規制改革会議等との連携をしながら、しっかりと景気回復に向けて政策を一歩一歩進めていくということであろうと思いますけれども、この産業競争力会議も
日本経済再生本部の下に置かれているということで、様々な形でアベノミクスの実現を図りながらこのデフレを克服をして景気回復の元年の年にするということがとても私は大事なことであり、そのような中で今回の法案は非常にすばらしい法案だろうと、そういうふうに思っているわけであります。
そして、これはまだ
提案をされていませんけれども、やっぱり去年の八月の通常国会で問責が出て、法案が
審議されませんでしたけれども、PFI法、民間資金等活用
事業推進
機構ですね、この法案も、そして臨時国会でも解散ということになって、二回これ流れていますが、これもやっぱり今回三度目ということで、しっかりとこういう法案も
提案をして成立をさせていかなければいけないというふうに私は思っているわけであります。
今月の十二日に行われましたオバマ大統領の一般教書演説の中でも、補修せよプログラムを
提案したいというお話がありました。喫緊の補修が必要なインフラ、一例を挙げると、全米に老朽した橋梁が七万近くもあるそうでありますが、これも、一刻も早くこれを補修するものだということで、その補修のための費用について、パートナーシップ・ツー・リビルド・アメリカということでアメリカ再建パートナーシップの設立を
提案をされたということでありますが、インフラの老朽化対策を行ってインフラをアップグレードするために民間資金を集める特例
ファンドだということだそうであります。この
ファンドで物流を支える港をアップグレードする、暴風雨にも潰れない近代的パイプラインに造り替え、子供たちの学校もアップグレードすると、そういうものでありましたけれども、日本では国内投資家のインフラ
ファンドへの関心が、数字は時間の
関係で申し上げませんけれども、まだまだ私は低いんだろうと、そういうふうに思っておるわけであります。
そういう意味でも、今国会に
提案される予定のPFI法、ここは是非しっかりやっていきたいと。やっぱり、どんなに補正予算、アベノミクスで、三本の矢で補正予算を通しても、私は、国民の気持ちが、将来、政治に不安があったらなかなか景気は回復をしないんではないかなと、そういうふうに思っています。是非様々な政策をやって景気回復の元年の年にしたいということを再度申し上げたいと思っておるところであります。
もう
一つだけちょっと、もう少し時間がありますから申し上げますが、今回大型補正でありますけれども、特に、私、非常に良かったなという政策が、林野庁が出している、四百十億という画期的なこれは今回予算だろうと思っていますが、木材利用ポイント、国産材、
地域産材を活用したものに対してポイントを付けるという制度でありますけれども、こういう
事業もしっかりとやっぱりPRをしていっていただきたいというふうに思うわけであります。
今回、公共
事業中心だという、マスコミでは、人からコンクリートへと、そういう活字も躍っていますが、私はそうは思いません。今回の補正予算は、まさに人間が生きるための、命を大切に、災害対策
事業、国土強靱化法案も
提案をしていますが、公明党さんでは防災・減災ニューディール政策ということで、やっぱり人間が命を守るための災害対策
事業というのは大事なんだと、公共
事業で一くくりするんではなくして、こういうことをしっかり国民に理解を求めていかなければならないというふうに思っているところであります。
一例を挙げますと、東日本大震災、岩手県の普代村という村、三千人の村です。地図からいうと、その下の村には田野畑村という村、四千人の村です。田野畑村には八メーターの防潮堤が造られていました。大震災で大津波、八メーターを超える大津波で死者、行方不明二十九人、全半壊五十七戸と。しかし、普代村は十五・五メーターの防潮堤を造りました。当時の村長さん、今から四十数年前です、何と無駄な公共
事業をやっているんだ、村民の皆さんから言われたそうです。しかし、結果的には、備えが人の命を救った、十五・五メーターの防潮堤、一人の死者も被害もなかったということであります。
対照的な
地域、私も現場を見てまいりましたけれども、コンクリートが人の命を守った、やっぱり人の命を守るために
事業が必要なんだという、そういう是非再認識をしていただきまして、是非景気回復元年の年にしていただきたいということを
お願いして、
甘利大臣に是非決意を
お願いして、終わりたいと思います。