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森田高君 ありがとうございます。
そして次に、もう一つ、二月七日の報道で地域の元気創造本部というのが創設されたというのを、自分も
総務省のホームページで見ました。大変結構だと思います。昨今の予算から何から
議論を見ていると、公共事業が増えたからいいとか悪いとかという話が多過ぎるように思えて、要するに、今経済とか国民生活の向上も含めた国力を今どうやって上げていくかというふうに
考えた場合、やはり公共事業も含めた
財政出動の質、量、期間、ここのやっぱり精緻な
議論が必要であるように思えてなりません。
そういった意味で、地域の元気創造本部ですか、これの創設は、マクロの観点に加えてよりきめ細かい地域単位での質を担保する観点で大変意義深いと思うんですね。
二月十四日の
衆議院の
総務委員会で
大臣は、この本部の設立の主眼として、経済活性化のイノベーションサイクルをつくるということと、地域金融の資金の活性化という
趣旨の
答弁されました。
自分も全くそれは同じ思いで共有しております。要するに、公共事業投資を発端とした経済の連関が生まれればいいんで、そのことによって経済が上向き、雇用が安定し、出生率が改善する、そして連鎖のサイクルがしっかりと出ていけば、それが理想なんだと思います。
ですから、こういったところでしっかりとした制度設計あるいは制度の
運用改善というものをやってもらえばいいと思いますし、もう一つ言われた資金の活性化では、これはもう地域の
銀行も大手の
金融機関も預貸率が非常に低い。五割、六割が当たり前という状態が続いています。
ですから、こういう状態で、やはり国が踏み込んでいかないと、なかなか
地方で
お金が回り続けるということはあり得ませんから、そこもしっかりと制度
運用の改善というもの、あるいは制度の改革も含めて頑張っていただければなというふうに思います。
その上で申し上げますが、こういうときこそ地域の
金融機関、国、
地方でリスクを共有されることは当然に大事なんですが、何とか郵政三事業、絡ませていくというリーダーシップを
大臣に発揮していただきたいと思うんですよ。ここは素直に歴史に学んでいって、別に財投復活とは言いませんし、実際できません。できないんですが、ここは上手なシンジケートを組んでいくということですね。そのことで地域の
金融機関のリスクは縮減されるし、同時に一つの事業のモデルがいいものになっていくでしょう。そして、成功体験が蓄積される、日本の復活という話になりますから、是非、
大臣、リーダーシップを取って、この元気創造本部、いいものにしてください。見解を
お願いします。