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佐藤公治君 今大変丁寧にお話をいただきまして、ありがとうございます。
まさに、先輩
たちがこの
投票権といったものをきちっとこうやって確立していただいたものに関して、我々は大事にしていかなければいけない。だとするんであれば、やはり
投票ということは、
投票率の向上ということだけではなく、限りなく一〇〇%に近づけること。そして、もう時間がございませんから次の
質問の話もしてしまうと、無効
投票をできるだけ少なくすること、ゼロに限りなく近づけること、もう一個は
投票率を限りなく一〇〇に近づけること、これがやはり
民主主義の私は成熟の極限だと思います。それに向けて、
制度、おっしゃったようないろんな問題を解決しながら我が国が成熟度をどんどんどんどん向上していく、それを目指していかなきゃいけない。
私は、今回の
法律に関しては私
たちは反対をさせていただきます。それはなぜかといえば、
効率化ということに関しては、
事務の
効率化は大変大賛成なんです、大賛成。しかし、その大本になるべきやっぱり
民主主義の
根幹というべきことが、この
効率化だけで物事が進んでいるような状況があり、これは我々与野党を問わず反省しなきゃいけないことは、どうもこの手の類いはスルーになってしまっている部分がある。そこの本質をやはり与野党共にもう少し
考えて、
民主主義というものは何かということを
考えたときに、一〇〇%に
投票率を近づけ、そして無効
投票をゼロにしていく、そういったことを目指すべきやっぱり本質的な
考え方をちゃんと
国民みんなが
理解していくような方向でのことを
前提に
考えていくと、どうも
効率化だけの、
経費だけのことが先行すると地方自治体はそれに萎縮し、そして地方自治体の方も幾つか聞きました、もう言われたこと、決められたことをするしかないんですと。そういった割と、まあこんなものだろうみたいなところで進んでいるような意識も感じられる。ここの部分をどう変えていくかというのが我々に課せられた責任でもあるというふうに思います。
先ほど、もう時間が少ないんでもうお話ができないと思いますが、
候補者お一人お一人のまさにその責任というか、いい
候補者を出していきたい。
大臣は週刊
新藤というのを出されている、いますよね、週刊
新藤。私、これ見ていて、
大臣がちょうど二〇一一年十一月に出した、もう何となく御記憶があるかもしれませんが、拙速なTPP
参加表明に断固反対すると、こういうことを書かれている。
私は、今ここでTPPのことを
議論したり、そして、まさにそこのところの揚げ足を取るつもりはございません。こういったことは、多分
大臣はいろんな思いがあって今こうやった
大臣の立場にいる。それをきちっと
国民の
皆さんに説明しようとしても、伝えようとしても伝え切れていない部分が多分あるんじゃないかなというふうに思えるところがある。ただし、これを見た
人たちは、僕は
大臣の
選挙区だったら、私はこれに、
大臣の意見に賛成します。一票入れます。でも、入れたはいいが、
大臣になったら何だか全然違うことになっている。結局、こういったことが、不信感が募っちゃっている。
これは
大臣だけじゃなくて、与野党を問わず、同じようなことを
考え、本人のこと、伝えること、
制度のこと、いろんなことがありますが、そういったことを含めて、これから
民主主義の
根幹を
考えていかせていただければ有り難いと思いますので、よろしくお願いします。
これにて終わります。(発言する者あり)