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真山勇一君 みんなの党の
真山勇一です。
川田龍平議員の代わりということで、今日はこの
委員会に
出席をさせていただきました。どうぞよろしく
お願いいたします。
私、初めてのこの
消費者問題
特別委員会の
質疑伺っていまして、ちょっと
森大臣に対して、あれ、違ったなというような、そんな印象を実は持ったんです。先ほどの
金子委員の
秘書給与の
質疑の件なんです。
私、多分
森大臣と
お話をさせていただくのは初めてということなので、質問をさせていただく前に、どんな方なのかなということで、
森大臣のホームページ読ませていただきました。経歴が出ております。ここで改めて読んでも、もうそんなことは知っているよという方が多いかもしれませんけれども、私としては、この
森大臣のホームページ、大変きれいでシンプルでおしゃれにできているんですね。読みやすくて、すらすらと頭に入りました。
御出身は福島県のいわき市、震災、原発事故の被災地となったいわき市です。そして、大学を卒業された後、まず弁護士資格を取られて、そしてニューヨーク大学へ大学院留学されて、そして帰られてから、また日弁連などのお仕事をされながら、金融庁の職員ということで転職されたということですね。そして、そのうち、見る見るうちに、
平成十九年に参議院選挙に出馬して当選されたということで、こうやって
大臣の経歴見ていますと、本当に華麗で私なぞとても足下に及ばないという。しかも、私は、弁護士という
法律を守る仕事と、それから金融庁という、お金のスペシャリストという、そういう仕事をなさってきて、
消費者問題に携わる一方で、今問題になっている振り込め詐欺みたいな問題、お金をめぐる犯罪を防ぐ、その
消費者の味方として活動してきたということで、本当に頼もしく思った次第なんです。
ところが、ちょっと先ほどの
金子委員とのやり取りを伺っていて、ううん、やっぱり
金子議員ならずとも不自然だな、ちょっと不思議だなというところがすごく
感じられたんです。
私も、テレビのニュースを仕事でやっていたんですけれども、政治部というのを担当していたので、当然、
国会議員の方のことはいろいろ取材をして、そして
秘書さんのこともいろいろ取材をさせていただきました。そういうときに、
秘書の給与をめぐる、こんな取材も実は過去にしたことがあって、いろんな問題があって法改正をして、そういうことはやめようじゃないかと、改善しようじゃないかということで、なくなったなと、なくなったんではないかなと私は思っていたんですが、つい最近私は
議員になりました。取材する立場から、今度は取材される立場、中側へ入りました。そうしたら、まだこんなことがあったのかと、実はそういう印象なんです。その辺のギャップが、
森大臣の経歴とどうも私は今頭の中で整理が付かない、そんな状態で質問をさせていただくことになるんですけれども。
繰り返しは余りしたくないので、まとめますと、
森大臣の
秘書さん三人の方、この三人の方からの給与、
平成の二十年と二十一年に限って
寄附をいただいた、それ以外はありません、その
寄附の額は、月、月ではございません、年で少ない方が三十万、多い方が百十五万というふうなことが先ほど出てまいりました。そして、これについて
森大臣は不自然ではないというふうに言い切っておられました。
もちろん、弁護士さんですから、これに関しての
国会議員秘書給与法というのがあって、そこで、
議員秘書に
自分の政党ですとか政治団体に
寄附を
勧誘したり
要求しちゃ駄目だよと。つまり、
自分から、おい、くれよと言っちゃいけないよと。でも、ここには、もし私
寄附しますと言ったときは、それはいいよ、そんなことはということは書いてない。ですから、おっしゃるように、確かに不自然ではないし、それから
法律にも多分触れないと思うんですね。ただ、
法律では触れないんですけれども、政治家としてどうなのか。私は、過去に取材をしていてまず一番気になるのは、政治家と
秘書だという点が本当にやっぱり気になるんです。
それで、今申し上げたことで、その
寄附の実態というのは大まかに言ってそういうことなんで、私が何点かお聞きしたいのは、先ほど
大臣は、
平成二十年、二十一年とあるうちの二十年、
秘書から
報告を受けたと。これは多分、
会計責任者ですから、
田村さんという
秘書の方からじゃないかと思うんですが、そのときに聞いて承知をしたということをおっしゃっていた。私が知りたいのは、その
報告を受けたときに、
森大臣、どんな会話を交わされましたか。