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国務大臣(
麻生太郎君)
尾立先生、公共サービスといわれるようなものに関して、いわゆる必要な財源を確保するということは、これは物すごく大事なことだと思います。先ほどの国際的に節税をしているというか、抜けているところに関しても、あれはきちんとしたサービスという、ディストリビューション、配送ができるというきちんとした
システムがあるからアマゾン・ドット・コムは成り立つのであって、その
システムを提供しているのはその
特定の国が提供しているんだから、その
特定のサービスを提供している国に対してそれを利用しているのでしかるべき税金を払って
当たり前じゃないかというのが私らの言い分なんですけれ
ども。
是非、そういった
意味で、
平成二十二年度の民主党の
税制改正におきまして、今御
指摘のような
観点に基づいて、たしかあのときは
国民の
観点からたばこ税がたしか三・五円と一本
当たりに行われたんだと記憶をいたしますけれ
ども、いずれにいたしましても、いわゆるグッド
減税とかバッド課税とかいろんな表現がよく使われるようになっておりますけれ
ども、こういったものを考えるに
当たりましては、これは課税に合理的な根拠があるかとか、それが公平と言えるかとか、また、どうでしょうね、
既存の税制との関係もあるでしょうし、それが一挙に経済がぼんと冷えて経済が一挙にというような、いろんなことを何か考えていかないかぬところでしょうけれ
ども。
ポテトチップだけが出てきちゃうと、何となくちょっと待てといって、ならば、ちょっと
名前は言いませんけれ
ども、ほかの食べ物はどうやということになってくるんだと思いますので、ポテトチップだけに限ると言われるとちょっといかがなものかと存じますけれ
ども。
いずれにしても、この種の健康管理にきちんと
対応していて健康な人が払っている税金で、全くそういったことに無関心で飲みたいだけ飲んでいいかげんな健康管理で悪くなったやつのいわゆる保険料、医療費ですか、そういったものは健康な人の方が払っておるというと何となく無性に公平感がないし、何となく甚だ不公平感を感じるのは多分皆同じようなものだと思いますので、やむを得ずなられた方とは別にして、きちんとそういったものに
対応している人たちによりインセンティブを与えた方が、私は総合的には国家の歳出としてはそっちの方が少なくなるんじゃないかなというのがこの間あの種の発言を申し上げた背景なんですけれ
ども。
是非、県によっても、すごく医療費というのは各県によってえらく差があるのは、その県の行政がそうなっているのか、その
特定医療地域でそういうことになった、長野県なんかがそうなんですけれ
ども、そういった例とか、幾つも例がありますので、そこらも考えて、今後この医療費というのは止め
どもなく大きくなっていくというのであれば、
目的は何だと。これは平均寿命、昔は五十何歳だったのが今は八十だ七十だということになってきたんですけれ
ども、これは更に平均寿命を百にするつもりですかと、何を
目的にされるんですかというと、こういう哲学も含めて考えないとこの種の問題はなかなか解決ができないのではないかというような感じはいたしております。