○藤巻幸夫君 分かりました。今後、是非徹底して数字を集めていただければと思いますが。
まさに、魅力ある
空港を造ることは、成長戦略にもあるように、
世界の観光需要を
地域に呼び込み、
地域経済の
活性化、そして雇用機会の増大につなげることができます。日本が
活性化していくためには
地域の観光資源を内外に、いつも私申しますように戦略的にPRすることが大切かと思います。まさに
地域、そして首都圏である、まさにその
玄関である
空港の
活性化は非常に国策の
一つの大きなポイントだとも思います。
そこで、是非資料ちょっと一、二を拝見していただきたいんですが、一につきましては実はオーストラリアのゴールドコースト
空港をちょっと載せさせていただきました。これNHKでも一度取り上げられたようですが、十四年前、オーストラリア
政府が
空港の
運営権を
投資ファンドに売却しています。寂れた
空港は今や年間およそ六百万人が利用されているという、非常に成功した例であります。路線は民営化前の五倍、十五に
拡大した。さらに、ターミナルを百億掛けて改修したことにおきまして、搭乗口のそばまで店舗を配置し、ショッピングや食事に、まあ日本も羽田
空港辺りを見ていますと大分良くなってまいりましたが、きちんとしたレストランを入れたところ、飛行機に実際乗らず、買物をするだけで訪れるお客さんも増えたということで、
空港の収益は民営化前の三倍ということも出ておりますし、そして、ロンドンのガトウィック
空港のホームページですが、やっぱり非常にホームページ自身もおしゃれで、ちょっとクリックして入っていこうという、これはよく私は申します、やっぱりきちっとホームページもデザインされているということで、デザインのディレクションが非常に必要だということが出ております。
資料二の方にありますヨーロッパの
空港等も並べました。見ていただいたとおり、わくわくするような、まさに美術館のような、やっぱりお客様、消費者をわくわくさせるような仕掛けができております。
右側の方にありますオランダのスキポール
空港、この例なんですけど、オランダのスキポール
空港は実はいまだ株主は国です。ですから、
民間にしなくても国がしっかりデザインということを押さえていければできる例として挙げさせていただきました。欧州の貿易中継点としての地位をしっかり守るために、
空港整備に多大な注力をし、
空港商業ビジネスにきちっと転嫁させ、エアポートシティー、まさに
大臣もよく、今コンパクトシティーという
お話が出ましたが、まさにこちらエアポートシティーを築いています。ターミナル内にはショッピングセンター、まさにカジノも造り、美術館を造り、この中にはホテル、トレードセンター、貿易関連企業のオフィスまであります。スキポール
空港をいろいろ調べたところ、このサービスのフィロソフィーがきちっとありまして、いろいろなお客様がそれぞれに快適に過ごすことができる場所であるという、やっぱりきちっとした哲学も発表したということで、このような
空港に生まれ変わっていると。これは国がやっております。
それから、シンガポールのこれも有名なチャンギ
空港ですが、庭園や映画館もあり、乗り継ぎ客の方には無料市内観光サービスまで付けたということで、
空港のハブ機能を強化し、リピーターを増やしているということであります。
日本のトップデザイナーには、また具体的に
名前出していいかどうか分かりませんが、片山正通、森田恭通、谷尻誠、こういった
世界に通用する国家的デザイナーをうまく利用して、やっぱり
空港を国でもできるんじゃないかというふうに思っております。
是非、ちょっとこのことについて、
空港がどのように少しイメージを変えていこうとしているのか、お答えいただければと思います。よろしくお願いします。