○
田中直紀君 それは企業としていろいろそういう御発言になるのかもしれませんが、みんなで安全、
安心な
飛行を確保しようということですから、そういう面では、
冒頭申し上げましたけれ
ども、残念ながら、何でしょうか、
運航できなくて、それで
点検に時間が掛かってしまった。いや、
ボーイングは、それは
改修した後ですね、それを、小さい穴でしょうけれ
ども、ふさいであったのが剥がし忘れた。これなんか、綿密に
ボーイングとやっていますよといったって、
作業の上でそういう不安なことになるような
事象が出てきているわけですよ。
綿密にやっています、そして要望もしているんですといっても、残念ながらこういう、もう、すぐ六月の二日にはそういう
事案が出ているということは、どこかにまた手抜かりがあるんじゃないか、そしてまた不備が起こるんではないかということでありますから。万全を尽くしています、あるいは連携を取っています、やるんだけど、こういう
事故が起きていることについて、やっぱりなくしていただかなきゃいかぬわけですね。
そういうことからすれば、やはり独自に
会社として万全の体制をやっていただく、そしてまた新しい機種はまずちょっと控えていただくのが私は妥当ではないか。そしてまた、今ある機種、
ANAもそうでありますが、機数も多いわけでありますから、そういうことから考えれば総
点検を常に、人の問題もあるんだと思いますが、国からも支援をしてもらって、この今ある
飛行機については万全を期して、そして
情報も公開するのが、
事案が一週間も遅れて発表したなんというようなことであればこれは非常にまた問題になるわけでありますので、利用者の
皆さん方の立場ということからすれば、
会社も大事でありますが、やはり安全、
安心で
飛行がもっと大事なわけでありますので、よく今日は
国土交通大臣も御一緒でありますから私も陳情させていただいてですね。
やはり、成田や羽田で、実際に横で
運航しておるという
状況の中でこういう787型機を
点検をする、
改修をする、あるいは
チェックをする。そしてまた、
ボーイング社の技術の方々も来られているんでしょうか、そういうところにあるわけでありますから、常に現場で連携を取って、それで万全を期すというような体制をやはり成田、羽田で取っていただいて、そしてこの787の
運航が本当に
安心していけるような、そういう体制を考えていただければと思う次第でございます。
せっかくの
機会でありますので、今日は
社長さんにも、お二人にお目にかかれたから大変有り難かったと思いますが、
日本航空の
社長さんは植木義晴
社長さんですわね。パイロットから
社長になられたと、こういうことでありますし、稲盛名誉会長と一緒にこの
日本航空を立て直したという方でもあるわけでありますが、その中でこういう
事案が出てきたということで、逆に言えば、
社長さん、そういう面では、お話を聞いて、
社長さんから、いや、パイロットからの
情報もこういうふうに対処しているよと、あるいは今までの経験から相当しっかりと対処しているよというようなお話も伺えればよかったなと、こういうふうに思いますし、
社長さんによろしくお伝えをいただいて、引き続き御努力をいただきたいと思っております。
また、
全日空の
社長さんは最近新しくなられたんでしょうか。ちょっと調べましたら、篠辺修
社長さんですか。そうですか。是非一度来ていただければと思ったんですが、非常にしっかりした
皆さん方ですからいいお話が伺えたんだと思いますが。この方は、新しい
社長さんですが、これは偶然なんでしょうか、787導入プロジェクト長だという。ですから、本当に適任な
社長ですし、
社長がこうしろ、こうやらなきゃいかぬぞということで、
社長さんの信頼の下に、これ日本のプロジェクト長でいらっしゃったんでしょうか、この導入の。そういう方でありますから、そういう傘下で
会社も大いにこの事態を乗り切っていただければと思いますし、よろしくお伝えをいただきたいと思います。
最後になりますけれ
ども、この
事案につきましては
国土交通省と非常に連携を取ってやっていかれるということになると思います。そういう中で、万が一のことがあってはいけないということなんですが、アメリカの
航空局が認可をした同日に
運航再開は日本の方の
国土交通省の
航空局も認可されたと、こういう何か、我々は
日本航空もそしてまた
全日空も信頼を置いているわけでありますが、どうも対米追随と言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、やはり我が国の航空行政においても
運輸安全委員会というのがあります。そういうことから考えれば、やはりもっと独自に、そしてまたしっかりと安全を確保していく必要があるのではないかと思います。
高松空港の件では、向こうの、アメリカの方の
調査委員はこちらに来ましたよね。条約があるんでしょうか、そういう
関係のある国は
調査にすっと立ち会うということで、速やかにアメリカの方から来ましたですね。しかし、日本の方の
運輸安全委員会の人は、
ボストンには派遣されないというか行かないでアメリカの
状況、まあ行っているんでしょうか、何か
報道では、向こうのような形ですぐ、まあ目立ったのかもしれませんが、
バッテリー持っていったとかなんとかと。
そういう連携をやるためには、
国土交通省の外郭団体になるんでしょうか、
運輸安全委員会の人手がどうも足りないのではないかと、そういうことも言われておるわけでありますが、最後にこの問題についての
大臣の所見と、そしてまた、安全に対する、
運輸安全委員会の充実に対して御意見を伺えればと思います。